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第4章 実装上の留意点


4.3 BGAの接合プロセス

4.3.3 不具合事例

不具合事例4 コールド・ソルダー・ジョイント

リフロー工程において,はんだ接合部が溶融状態から冷却される過程で,半溶解状態にあるはんだに振動や衝撃が加わるとコールド・ソルダー・ジョイント(機械的に弱く電気抵抗の高い不完全な接合)が形成される場合があります。また,リフロー加熱中にデバイスもしくはプリント配線板が大きく反ると,一部のはんだボールは押し潰された状態になりますが,加熱が終了し冷却工程になってはんだが半溶解状態にあるとき,反りが戻り始めて潰れていたはんだボールが伸びようとするとコールド・ソルダー・ジョイントになることが推測されます。


コールド・ソルダー・ジョイント発生の推定メカニズム

図4-30 コールド・ソルダー・ジョイント発生の推定メカニズム

コールド・ソルダー・ジョイントの対策としては,

1.   リフロー工程の搬送:振動や衝撃が加わっていないか,冷却に問題は無いか確認します。
2.   リフロー温度プロファイルの見直し:はんだ接合部の温度を測定し,可能な範囲でピーク温度を低く設定し,デバイスやプリント配線板の反りを少なくします。
4.3.3 「不具合事例2 はんだボール未融合 (4)未融合発生要因と実装マージン 要因4 本加熱時間不足」へ4.3.3 「不具合事例5 ソルダー・ブリッジ」へ