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フォトカプラ入力順電流の見積もり



 

改訂 2007年11月
2005年11月


対象品種

外形DC入力
SOPPS2703

 ここでは、「所定の出力電流が流れたときの出力ON電圧を所定以下にする」ことができる入力順電流(IF)の値を、以下の2段階で求めます。

  1. 「所定の出力条件を満たす」特性曲線の、VCE=5Vにおけるコレクタ電流(IC)の値を求める。
  2. 「所定の出力電流に対して、出力ON電圧が所定以下」である曲線を選び、その曲線上で、VCE=5Vのときのコレクタ電流(IC)の値を求めます。

  3. 「1」で求めたVCE=5Vのときのコレクタ電流(IC@VCE=5V)値から、必要な入力順電流(IF)の値を求める。

 ただし、これはお客様の便宜のために「目安」を提供するもので、結果について、いかなる保証もするものではありません。
 求める条件によっては、結果が少なからぬ誤差を持つ場合もありますので、データ・シートの規格や特性曲線とも照らし合わせ、お客様の責任にて十分なご検証ご確認をお願いします。


 また、データ・シート規格の試験条件以外でご使用の場合は、CTR値のばらつきなどにより、実際の特性がデータ・シート記載の標準特性曲線およびこのツールの計算結果から外れる場合もあります。

 当社フォトカプラは、実際にご使用になる条件での特性をご確認の上、ばらつきなどを十分考慮してご使用ください。


1.「所定の出力条件を満たす」特性曲線の、VCE=5Vにおけるコレクタ電流(IC)の値を求める。

 原理的には、次の図「コレクタ電流vs.コレクタ・エミッタ間電圧」上で、必要とする出力電流(縦軸)が流れたときのON電圧(横軸)が、希望する値よりも小さい曲線を選ぶことになります。

図1 コレクタ電流vs.コレクタ・エミッタ間電圧
図1 コレクタ電流vs.コレクタ・エミッタ間電圧


 しかし、これらの品種では、コレクタ電流IC(@VCE=5V)がおよそ10mA程度で電流伝達率CTRが極大となり、それ以上では入力順電流IFを大きくしてもコレクタ電流ICの増加は鈍くなります。
 そのため、ここでは「IC(@VCE=5V)が10mA以下」を計算の対象とします。

 次の表に、所要の出力電流(IC)の値と、そのときの出力ON電圧(VCE)の許容最大値とを入力すると、その条件を満足するIC-VCE曲線上のVCE=5Vにおけるコレクタ電流(IC)の値が求まります。

機能説明数値単位推奨範囲
入力欄 右欄に所要の出力電流(IC)値を小数点以下1桁まで入力してください。
mA 0.1-10
上記の出力電流(IC)が流れたときの出力ON電圧(VCE)の上限値を小数点以下1桁まで入力してください。 VCE
V 0.3-2
== ====================== === ======
表示欄 上記条件を満足する曲線の、VCE=5Vのときのコレクタ電流(IC)の値。
(右の欄には入力してはいけません。)
IC>約 mA <10mA

 この結果が10mA以下であれば、次の「2」項で、入力順電流(IF)の値を求めることができます。



2.「1」で求めたVCE=5Vのときのコレクタ電流(IC@VCE=5V)値から、必要な入力順電流(IF)の値を求める。

 こちらは、原理的には次の図「電流伝達率vs.順電流」上で、指定の電流伝達率(CTR)のカプラにおいて、「1」で求めたコレクタ電流(IC@VCE=5V)を流せる順電流(IF)値を逆算することになります。

図2 電流伝達率vs.順電流
図2 電流伝達率vs.順電流


 ここでは、次の表に、CTR値(@IF=5mA)を入力すると、「1」で求めたコレクタ電流(IC@VCE=5V)を流せる順電流(IF)の値が求まります。

注意1: ここは、「1」で求めたコレクタ電流(IC@VCE=5V)が10mA以上では使えません。その場合には、上図のグラフを使ってお求めください。
注意2: 参考のため、「規格範囲」外の試算も可能です。温度変化、経時変化を見込んだ計算もお試しください。
注意3: CTR値が200以上では、計算の精度が低くなります。
機能説明数値単位規格範囲
入力欄 右欄に電流伝達率(CTR@IF=5mA)を整数で入力してください。
% 50-400
== ======================= === ======
表示欄 「1」で選んだ曲線のVCE-IC特性を得るために必要な入力順電流(IF)の最小値。
(右の欄には入力してはいけません。)
IF>約 mA  

 ここで求めた入力順電流(IF)を「目安」として、十分な余裕を設けてご使用ください。