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NECエレクトロニクスはこのたび、携帯マルチメディア・プレーヤーをはじめとするモバイルAV機器分野でHDコンテンツ再生や3Dグラフィックスなどの高機能メディア処理を実現するシステムLSIを「EMMA MobileTM/EV(エマモバイル/イーブイ)」の名称で開発し、本年7月よりサンプル出荷を開始いたします。
新製品は、英国ARM社製の高性能CPUコア「CortexTM-A9」、映像や音声信号のデコード(伸張処理)を行う高性能AVエンジンなど、マルチメディアデータの再生に必要な機能を1チップに集積した携帯機器向けマルチメディアプロセッサです。
新製品は、内蔵するCortex-A9コアが1個の「EMMA Mobile/EV1」と2個の「EMMA Mobile/EV2」の2品種で構成されており、(1)MPEG2、MPEG4やH.264のHD(1080p/720p)ビデオ再生が可能、(2)当社の低消費電力化技術により、当社従来製品(EMMA Mobile 1)比で消費電力を30%削減、(3)3Dグラフィックスコア(EV2のみ)を内蔵することにより、高度なユーザインタフェースを実現可能、などの特長を有しております。これらの特長により、新製品は携帯機器に加え、各種組み込みシステムにも応用可能な製品となっております。
新製品のサンプル価格は5,000円/個で、2010年12月から量産を開始し、2011年には月産100万個の生産を計画しております。
近年、携帯マルチメディア・プレーヤーやポータブルテレビなど、マルチメディアデータを再生する携帯端末機器分野には多種多様な製品が登場しており、その市場は、2010年には全世界で2億5千万台に達し、さらに成長が見込まれております。また、メディア再生や高度ユーザインタフェースを備えた組込み機器についても多機能化・高性能化が進み、将来的に、より高度なマルチメディアデータの処理機能をもつ新たなモバイル市場が形成されることが予想されます。
当社はかねてより、モバイル機器向け半導体を注力事業のひとつとして位置づけており、2008年11月には新アプリケーションプロセッサシリーズとして「EMMA Mobile 1」を市場投入し、2009年5月にはEMMA Mobile 1のラインアップ拡充、2009年9月には米国ウインドリバー社とLinuxソリューションに関する協業拡大により開発環境を広く提供するなど、積極的な事業展開を図ってまいりました。新製品は、これらの製品で培った低消費電力かつ高機能・高性能なハードウェア技術やソフトウェア資産を継承しつつ、新たに高度なマルチメディアデータ処理機能や高画質技術を加え、モバイルAV機器市場に最適な半導体製品を、ソフトウェアを含めたソリューションとして提供するものです。
新製品の主な特長は以下の通りです。
当社は、新製品をモバイルAV分野における戦略製品として、積極的な販売活動を展開するとともに、今後「EMMA Mobileシリーズ」として製品系列を拡充してまいります。
新製品の主な仕様は別紙をご参照ください。
ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。 その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご承知ください。