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待機時の消費電力業界最小クラスを実現した車載向けローエンド8ビットマイコン8品種の発売について


2009年11月17日
NECエレクトロニクス株式会社

NECエレクトロニクスのローエンド車体制御用マイコン「µPD78F0865」「µPD78F0856」

NECエレクトロニクスはこのたび、車載マイコン事業強化の一環として、モータやライト制御などの車体制御分野に向けて、待機時の消費電力が業界最小クラスの8ビットマイコン8品種を製品化し、今月より順次サンプル出荷を開始いたします。
新製品はいずれもフラッシュメモリを内蔵したマイコン(オールフラッシュ・マイコン)で、外部接続端子数が16ピンの「78K0/FY2-L」3品種、同20ピンの「78K0/FA2-L」3品種、同30ピンの「78K0/FB2-L」2品種の計8品種で、幅広い温度環境に対応しながら、待機時の消費電流が0.65マイクロアンペア(µA)、という業界最高クラスの低消費電力性能を実現していることが最大の特長となっております。新製品のサンプル価格は、メモリ容量や端子数により異なりますが、一例として16キロバイト(KB)のフラッシュメモリ、768バイトのRAMを端子数30ピンのパッケージに搭載した8ビットマイコン「78K0/FY2-L」が400円/個となっております。新製品は2010年の6月から量産を開始し、2015年6月には8製品合計で月産30万個の量産を計画しております。

近年の著しい自動車の多機能化・高性能化に伴い、車体の電子化も進歩を遂げ、車内のいたるところに電子制御ユニットが搭載されるようになりました。そのため、メーカーからはさらなる部品点数および実装面積の削減や低消費電力化を容易に実現できるマイコンが求められております。
このようなニーズを受けて、当社は市場実績のある8ビットCPUコア「78K0」と共通のアーキテクチャーで設計され8ビットマイコンのなかで端子数が最少となる新製品を開発し、このたび市場投入することにいたしました。新製品は、特に、HID(High Intensity Discharge)ランプのフルブリッジ制御、モータのスイッチングに用いるフル/ハーフブリッジ制御や、ソレノイド駆動のスイッチング制御、そしてLEDを点灯するためのPWMを用いた調光制御等、様々な電子制御要求に対応しながら、低消費電力、省スペース化を実現します。

新製品の主な特長は以下の通りとなっております。


  • (1)業界トップクラスの低消費電力を実現
    16ビットの低消費電力マイコンで培った低消費電力化技術を応用して回路を最適化したことで、待機状態の動作電流を0.65µA、内蔵発振1MHz動作時で220µAとしたことで、業界最小クラスの消費電力を実現。また、1MHzの発振回路を内蔵していることから、システムコストの削減および小型化に貢献。
  • (2)LINの通信機能を内蔵
    全製品でLIN2.0に準拠した通信機能を搭載。さらに、新製品はROMを当社従来比最大容量で2倍の16KBまで搭載していることから、LIN通信に必要なプログラムを格納することができ、システムの開発が容易。
  • (3)コンパレータやフル/ハーフブリッジ制御用のタイマなど豊富な周辺機能を搭載
    システム設計にあたりモータやソレノイドのアクチュエータ駆動をするためのPWM生成タイマ(デッドタイム付き)や過電流・過電圧などの異常を検出し、CPUを介さずにタイマの出力を即時制御するためのコンパレータ等、豊富な周辺機能を搭載。豊富な周辺機能を1チップに搭載することで、外部部品点数を削減し、システムの小型化・低コスト化に貢献。
  • (4)ソフトウェアの継承性が容易
    当社既存の8ビットMCU「78K0/Kx2、Fx2マイコン」から継承性をもつことから、容易にソフトウェア資産を流用することができ、またLIN搭載品仕様を共通に開発することが可能。また、EEPROMエミュレーション機能を行うフラッシュメモリを搭載しており、ユーザーのソフトウェア開発負担低減に貢献。

当社では新製品を、低コストで効率的なシステム開発が可能であり、特に中国市場を中心とした車載用システムに最適な製品として今後も製品拡充を推進するとともに、積極的な拡販活動を展開していくことを計画しております。

新製品の主な仕様は別紙をご参照ください。


以 上

本リリース中の製品名やサービス名は全てそれぞれの所有者に属する商標または登録商標です。


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