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NECエレクトロニクスはこのたび、家庭向けの高機能電力メータであるスマートメータ向け8ビットマイコン4品種を製品化し、本日からサンプル出荷を開始いたします。
新製品の品種構成は、主に中国などで採用されている単相2線式向けに外部接続端子数が64本の「78K0/LE3-M」2品種、日本、北米で採用されている単相3線式向けに外部接続端子数が100本の「78K0/LG3-M」2品種の合計4品種を用意しています。サンプル価格は、内蔵しているメモリ容量により異なりますが、一例として60キロバイトのフラッシュメモリ、2キロバイトのRAMを搭載した「μPD78F8055」が1個800円です。量産開始時期は2010年6月を予定しており、量産規模は2011年度に4品種合計で月産150万個を計画しています。
世界では25億台の電力メータが設置されていますが、その多くは機械式メータで、月に一度のペースでしか使用量を確認できなかったため、電力会社は、実使用量のピーク見込みに対して余裕を持って発電をしています。
電力供給網における温室効果ガス削減に向けて、IT技術を活用して発電から電力消費までを一元的に捉えてエネルギー効率の最適化を目指す「スマートグリッド」への取り組みが各国で進んでいます。
スマートグリッドにおいては、電力メータは通信ネットワークを介して、電力会社が需要者の電力利用時間帯と利用量をリアルタイムで把握することを可能にする高機能な電力メータである「スマートメータ」となることが必須です。スマートメータにより、CO2を排出する火力発電所などは、余剰な発電を抑えることが可能となり、さらに電力品質の管理も同時に行うことでできるため、電力網の品質向上が実現できると期待されています。
新製品は、高速で高精度な24ビット⊿Σ型ADコンバータに加え入力信号のズレを補正するキャリブレーション機能や電力演算機能を専用回路として内蔵することで、セットメーカーのソフトウェア開発負担を軽減しつつ、日欧中の電力メータ規格準拠の有効電力測定誤差0.1%を実現しています。さらに、停電や電流/電圧ピーク検出機能を搭載した電力品質測定回路、積算電力の改ざんを防ぐアンチタンパ回路を搭載するなど、スマートメータの主要機能を1パッケージで実現できる構成になっております。
また、2010年1月には、新製品にスマートメータに対応した通信機能も備えたソフトウエアを評価ボードと共に提供予定です。これにより、従来は機械式メータを製造していたセットメーカも短期間でスマートメータの製造が可能になります。
なお、当社は本年11月18~21日にパシフィコ横浜で開催される「Embedded Technology 2009」にて、新製品を展示いたします。
新製品の主な仕様は別紙をご参照ください。
ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。 その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご承知ください。