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NECエレクトロニクスはこのたび、現行のアナログテレビでも地上デジタル放送、いわゆる地デジの視聴を可能とするチューナーを容易に実現できるシステムLSIを製品化し、「EMMATM(エマ)2TS」の名称で、本日よりサンプル出荷を開始いたしました。
新製品は、総務省および社団法人デジタル放送推進協会(Dpa)が地デジ完全移行に向けて公表した「簡易なチューナー」の仕様ガイドラインに準拠したシステムLSIで、日本の地デジ規格「ISDB-T(Integrated Services Digital Broadcasting-Terrestrial)」に準拠するフルセグ(注)OFDMチャネルデコーダ、MPEG2信号の伸張(デコード)機能、画像表示機能、などを1チップ上に搭載しているため、セットメーカーはこの製品を採用することで簡易なチューナーを容易に構築できることが最大の特長となっております。また、消費電力を1ワット(W)程度と抑制した省エネタイプの製品でもあります。簡易なチューナー向けにISDB-TのフルセグOFDMチャネルデコーダを内蔵したシステムLSIを市場投入するのは、当社が業界で初めてとなります。
新製品のサンプル価格は2,000円/個、量産規模としては、2009年春から量産を開始し、2010年には月産30万個を計画しております。
日本のテレビ放送は、2011年7月、アナログ放送が停波され、デジタル放送に完全移行しますが、電子情報技術産業協会(JEITA)によると、テレビ普及台数約1億台のうち、約3,500万台のデジタル放送を受信出来ないアナログテレビが停波時においても残存する事が予想されています。また停波に伴うアナログテレビの大量排出やデジタルテレビ非保有者の混乱が懸念され、地上デジタル放送への完全移行の大きな課題のひとつとなっております。
その解決策として、総務省およびDpaは、2007年12月25日、地デジ放送の視聴を普及させるために「簡易なチューナー」の仕様ガイドラインを公表しました。「簡易なチューナー」とは、テレビとアンテナの間に設置するセットトップボックスの一種で、地デジ放送を既存のアナログテレビで視聴できるように変換する手段です。
デジタル家電向け半導体を事業の柱のひとつとしている当社は、このような背景を受け、普及品のチューナーの製品化に貢献する半導体の製品化の準備を進めてまいりましたが、本日より、新製品として広く市場に投入することにしたものであります。
新製品の主な特長は次の通りです。
当社では、新製品を地デジ完全移行の促進とアナログテレビ残存問題の解決に貢献できる半導体製品と位置づけており、これらを必要とする応用分野に向けて積極的な拡販活動を展開することにしております。その一環として当社は、2008年11月19日から21日までパシフィコ横浜で開催される「組込み総合技術展Embedded Technology 2008」において新製品を紹介することにしております。
新製品の主な仕様は別紙をご参照ください。
ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。 その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご承知ください。