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NECエレクトロニクスはこのたび、デジタルテレビやDVDレコーダーなどを1本のケーブルで接続した際に相互制御を可能にする、いわゆるCEC(Consumer Electronics Control)回路を内蔵した16ビットのフラッシュメモリ内蔵マイコン(以下、オールフラッシュ・マイコン)4品種を製品化し、本年9月より順次サンプル出荷を開始することにいたしました。当社がデジタルAV機器用途向けマイコンを市場に投入するのは、今回が初めてのことになります。
新製品は、外部接続端子数が80本の「78K0R/KF3-C」2品種、および100本の「78K0R/KG3-C」2品種で、これら製品を用いることでユーザーは、制御用ソフトウェアを開発することなく、機器を接続するインタフェースであるHDMI(High-Definition Multimedia Interface)に準拠するCEC機能を容易に実現できることになります。また、システム全体において最も消費電力が低い状態における新製品の消費電流を約5ミリアンペア(mA)から約5マイクロアンペア(μA)へ1/1000に大幅に低減できること、CEC回路に加えリモコン受信回路も搭載しているためリモコンおよびCECの制御信号を同時に受信できることになり、システムの操作性を向上できること、などの特長も有しております。
新製品のサンプル価格は、メモリ容量やパッケージの種類、端子数などにより異なりますが、一例として128キロバイトのフラッシュメモリ、8キロバイトのRAMを100ピンのQFP(Quad Flat Package)パッケージに搭載した「78K0R/KG3-C」が600円/個となっております。新製品は2009年3月から順次量産を開始し、2009年度下期には4品種合計で月産100万個を計画しております。
近年、デジタルAV機器の普及に伴い、機器をケーブル一本で接続し、映像/音声/制御信号を伝送するインタフェースとしてHDMIが規格化されております。その機能のひとつとして、HDMIで接続された機器を相互に制御する機能の普及が始まっております。CECと呼ばれるこの機能を活用すると、例えばテレビの視聴中にリモコンの録画ボタンを押すだけでDVDレコーダーの電源が入り録画を開始する、またDVDをDVDレコーダーに挿入すると自動的にテレビの電源が入りチャンネルがビデオ入力に切り替わる、などといったHDMIで接続された機器の相互制御を実現できます。
従来セットメーカーは、汎用マイコンに独自で開発したソフトウェアを搭載してこの制御を実現しておりました。しかしながらこの手法では、CEC機能によりシステムの状態を監視する際にマイコンの中央演算部(CPU)を常時駆動させる必要があるため、機器の電源を落とした状態でも機器としての消費電力が増大してしまう、という解決すべき課題を抱えております。
新製品はこれらの課題を解決するために開発されたもので、CEC機能をハードウェア化することにより、監視時にCPUを駆動させることが不要となるため、その結果、機器の消費電力を大幅に低減することができる優れた製品となっております。
新製品の特長は以下の通りとなっております。
当社は新製品を、現在ネットワーク化が進み、機器同士の相互制御が望まれているデジタルAV機器市場に最適な製品と位置づけており、今後も製品拡充を推進するとともに、積極的な拡販活動を展開する所存です。
新製品の主な仕様は別紙をご参照ください。
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