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北京五輪大会の公式シャトルバスに産学連携活動の成果が採用

~大会期間中、環境に優しい電動バスの運行に貢献~


2008年7月24日
日電電子(中国)有限公司
北京理工大学

北京五輪大会の公式シャトルバス

NECエレクトロニクスの100%子会社である日電電子(中国)有限公司(社長:竹山 裕彦、本社:北京市、以下NECエレクトロニクス中国)は中国各地の大学に対し研究開発支援を行っております。そのひとつである北京理工大学(学長:胡海岩)により開発された車載用電子制御システムが、2008年8月8日に開幕する北京五輪大会において選手村と会場を結ぶ電動シャトルバス50台に採用されることが決まりました。
今回、シャトルバスに採用されるのは、電池電量を検査し、電池残量に応じて高速/低速/安全の3種類の運行モードを自動選択するエネルギー/運行モード制御、および故障が発生した時に故障箇所をパネルに表示する故障診断などを司るコントローラを束ねた通信網「CAN(Controller Area Network)バス」の主制御を行うシステムで、NECエレクトロニクスの32ビットマイコン上で稼動するソフトウェアを北京理工大学が開発し、システムとして具現化したものであります。

北京五輪大会で掲げられている理念のひとつに「緑の五輪」があります。この理念に基づき、北京市は環境重視を第一に掲げ、1年以上前から市内の緑化活動や大気浄化活動に取り組んでまいりました。なかでも大気浄化に向けた施策として環境に優しい電動バスの導入を進めており、会期中は選手村と会場を結ぶ北京五輪大会公式バス50台が走行することになります。
NECエレクトロニクス中国は、かねてより中国におけるエレクトロニクス技術者の育成を支援する活動として、中国各地の大学において共同実験室の設立や技術セミナーの開催を行ってまいりました。また北京理工大学は車載用電子制御システムの開発を積極的に進めていたことから、両者は2006年5月、北京理工大学内に車載用電子制御システムの研究・開発向けとして共同実験室を開設いたしました。以後NECエレクトロニクス中国は、現在世界で幅広く普及している車両通信ネットワーク規格であるCANを内蔵した32ビットマイコン「V850ES/FJ2」およびソフトウェア開発ツールなどを提供するとともに、技術支援を行い、北京理工大学は共同実験室でNECエレクトロニクス中国から提供されたマイコンおよび開発環境を活用してソフトウェアの開発を推進してまいりました。
このような状況のなか、北京五輪大会で使用される電動バスのCAN通信を制御する電子制御システム開発担当として北京理工大学に白羽の矢が立ち、このたび北京五輪大会で使用される電動バスでその成果が実現したものです。大会期間中、選手をはじめとする大会関係者の快適な移動をNECエレクトロニクス中国および北京理工大学が陰ながらサポートすることになります。

両者は、このたび共同で開発した電子制御ユニットが、今後電動バスのCAN通信を制御するリファレンスボードとして中国で広く普及することを期待しております。
なお、北京五輪大会のシャトルバスに搭載される32ビットマイコンは、同じNECエレクトロニクスグループ内の生産会社であるNECセミコンダクターズ九州・山口(社長:稲田 義一、本社:熊本市)で生産されたものです。同社からは北京五輪大会のバドミントン・女子ダブルス競技に末綱聡子選手、前田美順選手(所属チーム名:NEC SKY バドミントン部)が出場しますが、マイコン同様、大会での活躍が期待されます。
NECエレクトロニクス中国、北京理工大学の概要は別紙をご参照ください。


以 上


ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。 その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご承知ください。