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業界最小クラスの消費電力を実現した高性能16ビットマイコン22品種の発売について


〜電池駆動の小型システムに向けてローパワーマイコンを市場投入〜



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2008年5月7日 NECエレクトロニクス株式会社

NECエレクトロニクスはこのたび、電池駆動の小型・低消費電力システムに最適な16ビットのフラッシュメモリ内蔵マイコン(以下、オールフラッシュ・マイコン)22品種を製品化し、本年8月より順次サンプル出荷を開始することにいたしました。
新製品は、当社の16ビット高性能CPUコア「78K0R」をベースに消費電力の大幅低減を実現した製品で、(1)待機状態で約60%、10メガヘルツ動作時で約17%、20メガヘルツでの高速動作時でも約16%(いずれも当社従来品比)の消費電力削減に成功しているため、特に最近の電池駆動のシステムで求められる低消費電力および高性能という、相反する要素を両立させていること、(2)1メガヘルツ、8メガヘルツ、および20メガヘルツの発振回路を内蔵しており、システムに応じて最適な発振回路の選択が可能なため、システムコストの削減および小型化に貢献できること、(3)オペアンプ、コンパレータおよび高速なA/Dコンバータを内蔵しているため、センサー機能を搭載したシステムに最適であること、などが主な特長となっております。
新製品の採用によりユーザーは、火災報知器などの電池駆動のセキュリティシステムや、手振れ防止機能付きデジタルカメラなど低消費電力かつ高性能が求められるセンサー機能付きシステムの小型化および電池寿命の延長を実現することが可能となります。
新製品のサンプル価格はメモリ容量やパッケージの種類、端子数などにより異なりますが、一例として64キロバイトのフラッシュメモリ、3キロバイトのRAMを64ピンのFPBGA(Fine Pitch Ball Grid Array)パッケージに搭載した「78K0R/KE3−L」が500円/個となっております。新製品の量産は2008年末から開始し、1年後には22品種合計で月産100万個を計画しております。


当社は2004年11月、内蔵するプログラム用メモリをすべてフラッシュメモリとするオールフラッシュ・マイコンを初めて市場に投入して以来、8ビットから32ビットまで幅広いユーザーニーズに応えた多様な製品展開を行ってまいりました。なかでも16ビット製品に関しては2006年2月、「78K0R/KG3」を始めに合計54品種を市場投入し、好評を博しております。
近年、環境保全への意識の高まりから、マイコン応用分野ではシステムの省エネ化が訴求力のひとつになってきております。これに伴い、ユーザーからは半導体をはじめとする各種部品の低消費電力化が求められており、当社は2007年10月には「超ローパワー」をキーワードとした32ビットマイコン8品種を製品化するなど、低消費電力を実現した製品の開発を推進しております。今回当社は、16ビット市場においても低消費電力化のニーズに応えるため、特に今後の成長が期待される電池で駆動する小型システムをターゲットとした低消費電力オールフラッシュ・マイコン「78K0R/KC3−L」、「78K0R/KD3−L」、「78K0R/KE3−L」を新たに製品化したものであります。
新製品の特長は以下の通りとなっております。


(1)業界最小クラスの消費電力を実現
回路全体を最適化したことにより、時計機能のみが動作する待機状態の消費電力を従来品の2.4マイクロアンペアから1.0マイクロアンペアへ、約60%削減している。また、内部動作電圧を下げたことにより、10メガヘルツ動作時で3.9ミリアンペアから3.2ミリアンペアへ約17%削減しており、20メガヘルツの高速動作時でも8.5ミリアンペアから7.2ミリアンペアへ約16%削減している。これにより従来、業界最高レベルであった電力性能比()は1.8ミリワットから1.5ミリワットとなり、システム全体の低消費電力化と高性能化の両方に貢献できる。


(2)3種類の動作周波数を生成する高性能な内蔵発振器を搭載
従来品の8メガヘルツに加え、低消費電力化につながる1メガヘルツおよび高性能を発揮できる20メガヘルツの動作周波数を生成する3種類の内蔵発振回路を搭載しているため、システムに応じて最適な発振器を選択できる。特に、8メガヘルツと20メガヘルツについては生成される動作周波数の誤差が1パーセント以下を達成しており、高精度が要求される非同期通信においても外付け発振子が不要となる。これらの理由から、システムコストの低減およびシステムの小型化に貢献できる。


(3)センサー機能の搭載に必要な各種回路を内蔵
入力されるアナログ信号をデジタル信号へ変換する速度を向上させるため、10ビットA/Dコンバータの回路を最適化している。これにより、信号の変換にかかる時間が従来品の6マイクロ秒から3マイクロ秒へ半減している。また、従来は外付けされていたオペアンプを1チャネル、コンパレータを2チャネル内蔵しているため、様々なアナログ情報の計測を低コストで実現できる。


(4)1.8ボルトでのプログラム書き込みが可能
専用の昇圧回路を組み込んでいるため、フラッシュメモリへのプログラム書き換えに必要な電圧を、従来の2.7ボルトから1.8ボルトへ低減している。これにより、電力を有効活用することができるため、システムの長時間動作に貢献できる。


新製品には、これまで当社が培ってきたオールフラッシュ・マイコンの低消費電力技術をさらに進化させた技術を適用しております。当社は新製品を、小型の電池駆動システムやセンサー機能をもつ最終製品に最適なものと考え、今後、積極的な拡販活動を行う計画です。


なお、当社では本年5月14日から16日まで、東京ビッグサイトにて開催される「第11回組込みシステム開発技術展(Embedded System EXPO & Conference:ESEC)」にて、新製品の展示、実演を行います。
新製品の主な仕様は別紙をご参照ください。


以上


(注)電力性能比
1MIPSの命令実行に必要な電力。


(備考1)本リリース中の製品名やサービス名は全てそれぞれの所有者に属する商標または登録商標です。
(備考2)新製品は、Silicon Storage Technology, Incからライセンスを受けたSuperFlash®技術を使用しています。SuperFlash®は、米国Silicon Storage Technology, Incの米国、日本などの国における登録商標です。




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その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご承知ください。


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