パワー半導体事業の強化について
〜NEC関西の生産ラインを増床し、世界トップクラスのシェア獲得へ〜
2007年10月23日 NECエレクトロニクス株式会社
NECエレクトロニクス(社長:中島俊雄、本社:神奈川県川崎市)はこのたび、パワー半導体の生産能力拡大を目的として、100%子会社である関西日本電気株式会社(社長:小林新司、本社:滋賀県大津市、以下NEC関西)に50億円以上を投じ、2008年秋を目処に新たな生産ラインを構築することにいたしました。
新たに構築する生産ラインは、当社の主力製品のひとつであるパワー半導体のうち特にパワーMOSFET(モスエフイーティー、Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor:金属酸化膜電界効果型トランジスタ)の増産を目的としており、NEC関西の第8工場を増床する形で建設され、8インチウエハを月産1万枚程度処理する能力を有するものとなります。これにより、NEC関西のパワーMOSFETの生産能力としては、8インチに換算した場合、これまでの月産2万7千枚体制から2008年度下期には37%増となる3万7千枚となります。
NEC関西は、1983年の設立以来、NECエレクトロニクス(当時はNEC)の半導体生産拠点として、主にパワー半導体や化合物デバイスなどの個別半導体を生産してまいりました。現在では、従業員約2,300名、その売上高は2006年度に851億円となりました。
そのNEC関西の主力製品のひとつであるパワー半導体は、携帯電話の充電器や自動車のパワーステアリングのモーター駆動等を行う半導体で、その市場は急激に拡大しております。なかでも、各種システムの電源やモーター、液晶パネルのバックライトなどの電源を入れたり、切ったりする半導体スイッチとしての役割を果たすパワーMOSFETの市場は、高い成長が見込まれており、2006年に約5,000億円の世界市場は、2009年には約6,500億円へ拡大が見込まれる製品であります。
当社は1986年、電源、民生分野向けとしてこの製品分野に参入して以来、特に低耐圧のパワーMOSFETの分野で新製品の開発や増産対応などの積極的な事業展開を図り、市場をリードしてまいりました。当社のパワーMOSFETは、高い特性を実現するための独自プロセスの開発に加え、マルチボンディング、ワイヤレスボンディングといったパッケージ技術、出荷製品10億個中一桁の不良品率という高い信頼性などに支えられ、2006年度には、世界第3位となる約10%シェアを獲得したリーディングカンパニーとなっております。当社ではさらにシェア拡大を図り、2010年度には世界第2位、約15%のシェアとなるべく、NEC関西の生産能力を増強することにしたものです。
当社は、NEC関西の増床を計画通り進めるとともに、新製品の開発、販売の強化などを進め、積極的な事業を展開する所存です。
増設される生産ラインおよびNEC関西の概要は別紙をご参照ください。
以上
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