携帯端末機器向けLCDバックライトコントロール技術を開発
〜小型LCDドライバICに新技術を搭載し来月から市場投入〜
2007年5月14日 NECエレクトロニクス株式会社
NECエレクトロニクスはこのたび、携帯電話などの携帯端末機器の消費電力を削減する液晶バックライトコントロール技術Mobile AGCPS(Mobile Auto Gamma Control and Power Saving)を開発いたしました。
新技術は、液晶表示画像の画像データを自動認識し、データ補正及びバックライトの調光を行う技術で、この技術を採用することにより表示画質の「美しさ」を維持しながらLCDモジュール消費電力の最大約50%を削減することができます。
当社はこの技術を搭載した小型LCDドライバICを2007年6月から市場投入することにしております。
近年の携帯電話は、ワンセグ放送の受信、動画対応、3Dグラフィック表示など様々なアプリケーションが普及しています。ワンセグ放送が受信可能な携帯電話では、「長く視聴できること」がユーザーの声として求められています。ワンセグ視聴中はディスプレイが表示された状態が続くため、LCDモジュールによる携帯電話のバッテリ電力が消耗され、連続視聴時間が短くなってしまいます。そのためLCDモジュールの「低消費電力化」が強く要求されています。このLCDモジュールの消費電力の中で多くの割合を占めているのがバックライトです。
バックライトの消費電力を抑えるには、暗い画像を表示するときのバックライト光量を絞るという方法があります。しかし単純にバックライトの輝度を調光するだけでは、表示される画像そのものが暗くなってしまい画質の「美しさ」が損なわれることになります。
そこで当社では独自の技術(Mobile AGCPS)によりバックライトの調光に応じて表示画像を精細に補正する技術を開発し、表示画質を損なうことなく低消費電力化を実現しました。今回の技術を搭載した液晶ドライバICをLCDモジュールに搭載することにより、本体側の従来システムを変えることなくLCDモジュール消費電力の最大約50%を削減することが可能となりました(※1)。
当社は、今回開発した技術を搭載したLCDドライバICを来月から市場投入することにしておりますが、さらなる開発活動を推進することにしております。
以上
※1 システム構成によりLEDのPWM制御が必要となる場合があります。
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