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携帯型機器の液晶ディスプレイで地上デジタル放送などの高画質表示が実現できるワイドVGA液晶駆動用ICの発売について


〜画面のちらつきに強いドット反転方式を低消費電力で実現〜



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2006年6月22日 NECエレクトロニクス株式会社

NECエレクトロニクスは、液晶テレビなどで採用されている高画質化技術を用いることで、携帯型機器の液晶ディスプレイで地上デジタル放送などの動画映像を高画質に表示できるワイドVGA(WVGA:800×480画素)の低温ポリシリコン(LTPS)TFT用液晶駆動(ドライバ)ICを製品化し「μPD161837」の名称で本日よりサンプル出荷を開始いたしました。


新製品の主な特長は、(1)高画質を実現する技術として液晶テレビなどで採用されている、画面のちらつきに強いドット反転方式を低消費電力で実現する技術を開発し、電池容量に制限のある携帯電話の液晶ディスプレイで高画質な動画表示を可能としたこと、(2)携帯電話向けとしては業界最多クラスとなる最大約1,600万色のフルカラー表示を実現したこと、(3)液晶ディスプレイ駆動用の電源回路を内蔵しており、電源回路を内蔵していないディスプレイにも対応できること、などであります。


この製品を用いるとディスプレイメーカーは、今後急速な普及が見込まれるWVGAやVGA(640×480画素)の高精細なLTPS液晶ディスプレイを、ディスプレイに電源回路を組み込むための開発をすることなく、少ない開発負担で構築できるようになります。


新製品のサンプル価格は1,000円であります。量産の開始時期は本年度第三四半期を計画しており、その規模としては月産50万個を見込んでおります。


新製品の特長は次の通りであります。

(1)

ドット反転方式を採用し、WVGA/VGAの高精細画面を高画質に表示できる。
液晶ディスプレイの駆動方式には、@画面がちらつくフリッカーノイズに強いが、電圧の振幅が大きく消費電力が高くなってしまうドット反転方式と、A消費電力は小さくできるがフリッカーノイズに弱いライン反転方式があります。
今回当社では、液晶ドライバIC内部回路の動作電圧をきめ細かく制御することで、フリッカーノイズに強い上に消費電力をライン反転方式と同等程度に少なくできるドット反転方式を開発いたしました。
この技術を用いることにより、電池容量に制限がある携帯型機器で、地上デジタル放送などの動画映像を高画質に表示できるWVGA/VGAのLTPS液晶ディスプレイの駆動を可能といたしました。

(2)

最大1,600万色のフルカラー表示を実現
チップサイズを大きくすることなく表示の多色化を実現できるフレーム・レイト・コントロール(FRC)技術を採用いたしました。
この結果、26万色を用いて業界で最多クラスとなる最大約1,600万色のフルカラー表示が可能となり、高画質での動画表示などが可能となります。

(3)

LTPS液晶ディスプレイの駆動に必要な回路を電源回路まで含めて1チップ化
回路構成を最適化したことにより、従来、VGA以上の画素を持つ液晶ディスプレイでは外付けとなっていた、液晶ディスプレイに電力を供給するための電源回路を1チップ化しております。
これにより、電源回路を搭載していない液晶ディスプレイにも対応することができます。

(4)

「ポートレート」形式と「ランドスケープ」形式の両形式のパネルに対応
通常の携帯電話と同じ縦長の画面で用いる「ポートレート」形式と、テレビのように横長の画面で用いる「ランドスケープ」形式の両形式への対応機能を実現しています。
これによりパネルメーカーは、形式ごとに液晶ドライバICを変更する必要がなくなり、多様なパネルを効率的に開発できます。


近年、携帯型機器においては高機能化が加速の一途を辿っております。また、地上デジタル放送などの新しいサービスが開始され、それらを表示するための高精細化も求められております。しかし、こうした高機能化、高精細化の一方で、市場にはバッテリー寿命を延ばしたいという低消費電力化への要望が常に強く存在しております。
当社ではこのような市場の要望に応えるため、高画質技術と低消費電力を両立した新製品を発売いたしました。


NECエレクトロニクスでは新製品が、液晶ディスプレイメーカーの開発負担を軽減し、携帯型機器ユーザーの快適な利用環境を実現するものと確信しているため、今後とも積極的な開発活動を継続する計画であります。


新製品の主な仕様については別紙をご参照下さい。


以上




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その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご承知ください。


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