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既存のソフトウェア資産をそのまま活用して携帯電話で連続50時間の音楽再生ができるようにするLSIの発売について


〜SDカードとのインタフェース機能や著作権保護機能も搭載〜



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2006年1月12日 NECエレクトロニクス株式会社

NECエレクトロニクスは、ユーザー・インタフェースのソフトウェアなど、既存のソフトウェア資産をそのまま活用しながら、携帯電話で音楽を連続50時間再生できるようにするLSIを製品化し、オーディオプロセッサ「μPD99910」の名称で本日よりサンプル出荷を開始することにいたしました。


新製品は、音楽再生専用のCPUとデジタル・シグナル・プロセッサー(DSP)を内蔵し、アプリケーションプロセッサと接続されて用いられるコンパニオンチップと呼ばれる領域の製品であります。アプリケーションプロセッサの音楽再生機能を切り出し、それに特化したこのLSIは、SDメモリカードとのインタフェース機能や、著作権保護技術「CPRM」への対応機能も搭載した製品であります。また、今回のLSIは、携帯電話用のオーディオ(音楽再生)プロセッサとして当社が新たに立ち上げた製品シリーズ「APシリーズ」の第一弾として製品化されたものであります。


このLSIを用いると、携帯電話メーカーは、著作権を侵すことなく音楽データのダウンロードや活用ができる「SDオーディオ」の機能を有し、アプリケーションプロセッサを稼動させずに節電することで長時間の音楽再生ができる携帯電話端末を、低コストかつ短期間で構築することができます。


新製品の税込みサンプル価格は1,500円であります。量産の開始時期は2006年度4月を計画しており、その規模としては月産40万個を見込んでおります。


(1)低消費電力の専用CPUとDSPを内蔵

 

LSI内部に音楽再生処理専用の低消費電力CPUおよびDSPを内蔵している。従来の機種では、画像処理などの音楽再生以外の機能も司る、高性能であるが消費電力も大きいアプリケーションプロセッサ上のCPUやDSPを利用して音楽を再生していたが、今回の「μPD99910」では、それらのCPUやDSPを動作させずに音楽を再生できる。
これにより、同一容量の電池を用いて音楽データを再生する場合、CPUやDSPを内蔵しない現在の機種の10倍以上となる50時間の連続音楽再生が可能となる。()

(2)SDカードとのインタフェース機能を実現

 

著作権保護機能を持つ小型メモリカード「SDカード」とのインタフェース機能を搭載している。
この結果、SDカードの機能を有効活用した携帯電話が簡単に構築できる。

(3)CPRMに対応している

 

SDカードの著作権保護技術「CPRM」に対応している。
これにより、著作権を侵すことなく音楽データのダウンロードや活用ができる「SDオーディオ」の機能を実現している。また、端末を買い換える際などに購入したコンテンツをSDカードごと新機種に移行する使い方「SDバインディング」などの多様な使い方に対応する携帯電話が容易に開発できる。

(4)半導体メモリを用いた音楽プレーヤー

 

コンパニオン形式を採用しているため、ホストであるアプリケーションプロセッサから音楽再生用のプログラムをダウンロードして用いる形式で利用できる。また、プログラムを駆動するためのプログラムコードをアプリケーションプロセッサ側のフラッシュメモリに格納して用いることができる。これらにより、本LSI上には音楽再生のための最小限のプログラムコードを格納するだけでよく、内蔵メモリを小型化できる。加えて、プログラムコードを格納するための専用の外付けフラッシュメモリも不要となる。
これらの結果、音楽再生用プログラムコードを記録した専用の外付けフラッシュメモリが必要となるデジタル携帯音楽プレーヤー用LSIを搭載する場合に比べて、コスト削減ができる。


近年、携帯電話の利用方法は多様化し、その一例として、有料の音楽コンテンツを多数ダウンロードし、記録して用いるなど、音楽プレーヤーとしての用い方が急速に普及しております。
しかしながら、音楽再生ができる従来の携帯電話では、その機能をアプリケーションプロセッサで実現している形式が多く、音楽再生時のみを行う場合も消費電力が大きいアプリケーションプロセッサの機能を稼動させてしまうため、消費電力が大きくなり長時間再生が困難であるという問題がありました。また、デジタル携帯音楽プレーヤーの機能を実現するLSIなど、特別なLSIを携帯電話に搭載する場合では、利用時に画面の切り替えが必要になるなど、使い勝手に優れないという課題もありました。さらに、高度な有料コンテンツの配信サービスも急速に拡充される傾向にあり、購入したデータを、著作権を保護しながら有効に活用できる携帯電話へのニーズも強まっております。
当社ではこのような市場の要望にこたえるため、CPUとDSPを内蔵し、著作権保護を実現する記録媒体とのインタフェース機能も搭載した1チップのLSIとして今回の「μPD99910」を製品化いたしました。


当社では今回の新製品が、増大の一途を辿る携帯電話メーカーの開発負担を軽減し、携帯電話ユーザーの豊かな音楽利用を実現するものと確信しているため、開発の継続と積極的な販売活動の展開を計画しております。


なお当社では、本年2月13日から16日まで、スペイン・バルセロナで開催される携帯電話、ネットワーク機器の展示会「The 3GSM World Congress 2006」に新製品を出展する予定であります。


新製品の主な仕様については別紙をご参照ください。


以上


(備考)

言及した製品名やサービス名は全てそれぞれの所有者に属する商標または登録商標。

(注)

AAC方式で圧縮され、データ転送速度が毎秒128キロビット、オーディオ出力のサンプリング周波数が44.1キロヘルツという、デジタル音楽著作権保護協議会(SDMI)の規格に準拠したデータを用いて試算した当社内比較によるデータ。




ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご承知ください。


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