経営方針の策定について
2005年11月21日 NECエレクトロニクス株式会社
NECエレクトロニクス株式会社(社長:中島俊雄)はこのたび、今後の事業展開の骨格となる経営方針を策定いたしました。
今回の経営方針は、スピード感溢れる経営を行い「来年度(2007年3月期)の黒字化」および「二桁の利益率の早期実現」を目標として策定されたもので、主な内容は次の通りとなっております。
@国内市場の深耕と海外売上の拡大
当社は国内市場においては強い販売力を持つ販売店と共同で営業活動を行っておりますが、当社の国内半導体売上が伸び悩む傾向があることから、売上拡大のためには商談数を増やし市場シェアを拡大することが重要な課題となってきました。
そこで、商談対応や販売店技術部門の支援を行う販売技術機能を強化し、積極的な技術営業を展開します。当社では、これまでLSIの設計業務の共通化、効率化を進めてまいりましたが、その成果がでてきたことから、今後は、技術リソースをより前線に再配置し、受注、売上の拡大に直結する活動を強化してまいります。
また、当社では、今後の半導体市場の成長ポテンシャルはアジアを中心とした海外の方が大きいことから、かねてより海外向け出荷比率50%を目標とし、その目標に向けて着実に海外比率を拡大しておりますが、今後、より一層海外での販売活動を強化することにより目標の早期達成を目指します。その実現のため、輸入再販権を入手した中国市場における事業活動を特に推進し、5年後を目処に中国市場で1000億円の売上を目指すなど、アジア地域を中心とした積極的な事業展開を図ります。
Aプラットフォーム単位での競争力強化
当社は競争力のある強い製品作りを行うため、「platformOViA」(プラットフォームオーヴィア)関連製品をはじめとするシステム・オン・チップ(SoC)、マイクロコントローラ、液晶ドライバーICなどをプラットフォーム単位で管理し、世界市場に通じる製品に育成します。
SoC事業では、設計環境やIPコアなどの設計インフラの整備、拡充を着実に行っていくとともに、プラットフォームオーヴィアのパートナープログラムの推進などを通じて、デジタルAVや携帯電話分野の製品を強化いたします。
マイクロコントローラ事業においては、32ビット製品において2006年までに、また自動車電装用マイクロコントローラでは2010年までに、それぞれ世界No1のシェアを目指します。また、来年度前半には16ビット新製品を積極的に市場投入し、汎用製品の拡販に努めます。
LCDドライバー事業も人的リソースの投入などの強化策を施すことにより、売上・収益を生み出す戦略製品として強化いたします。
B戦略的提携の積極活用
先端プロセス開発やアナログ技術など当社のリソースが不足している分野では戦略提携を行い積極的な事業を展開します。
Cコスト高を克服する原価低減
当社は、NEC山形の300ミリ生産ラインの増強を行う一方で、8インチ以下の既存設備の生産性向上を推進することにより、固定費を抑制しつつ生産能力の拡大を図ります。また、生産の外部委託費などの外注費や資材費などの変動費削減を推進します。
当社は2002年11月の会社設立以来、システムLSIの専業メーカーとして国内外の市場に向けて積極的な事業を展開してまいりました。しかしながら当社は、国内の半導体市場のシェアを伸ばせず、海外市場でも十分な活動ができなかったこと、売上、利益の源泉となる製品開発力が不十分であったこと、生産コストが高く利益率が低いこと、など解決しなければならない問題を抱えたまま市況の悪化に見舞われ、業績が低迷しました。
今回策定された経営戦略はこれらの課題を解決することに着目し策定されたもので、今後当社は、この戦略に沿った事業を展開することで、来年度は市場の成長以上の半導体売上の伸びを目指し、同時に変動費を売上高比で2%改善、固定費を100億円削減することを目標に収益性を改善してまいります。
当社は、現状から一刻も早く抜け出し、新たな成長を実現するために、従業員が一丸となり事業にまい進する所存です。そして世界の半導体産業で確固たる地位を再度確立し、業界をリードしたいと考えております。
以上
ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご承知ください。
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