フラッシュメモリ搭載型マイコンのソフトウェア開発を大幅に効率化できる、業界最低クラスの価格とサイズを実現した開発ツールの発売について
〜32ビットから8ビットのマイコンまで1台で全てに対応〜
2005年11月2日 NECエレクトロニクス株式会社
NECエレクトロニクスは、フラッシュメモリ搭載型マイコンの事業強化として、1万円、48×48×12.4mmという業界最低クラスの価格とサイズを実現し、32ビットから8ビットまでのフラッシュメモリ搭載マイコンのソフトウェア開発工程一式に一台で対応できる開発ツールを製品化し、「MINICUBE2」(ミニキューブ2)の名称で、本日より販売活動を開始いたしました。
新製品は、パソコンとマイコンの間に接続され、(1)チップに搭載されたディバグ(不具合検知)機能を利用しながら、チップに書き込まれたソフトウェアの稼動状況や不具合を検査できるようにするオンチップ・ディバグ・エミュレータの機能、(2)パソコンで開発したソフトウェアをマイコンに書き込むプログラマ機能を併せ持つ製品であります。また、この「MINICUBE2」は、当社が昨年から発売している、フラッシュメモリを搭載した量産用の汎用マイコン(以下オールフラッシュ・マイコン)に対応するものであります。
この製品を用いると、@ポケットに入るほどの小型であるため、最終製品(セット)開発の現場など、場所を選ばずにソフトウェアの開発、修正を行うこと、(2)現行機種「MINICUBE」に比べて約3分の1の低価格を実現しているため、経済的に開発や量産を行うこと、(3)32ビットから8ビットのマイコンに一台で対応できるため、導入台数を節減でき、開発コストを低減すること、などが可能となります。
新製品の出荷開始時期は来年3月上旬を予定しており、2006年度の一年間で合計約3千台の販売を見込んでおります。また、当社では、「MINICUBE2」の投入により、フラッシュメモリ搭載型マイコン全体で、2006年に、本年比約9割増となる毎月1,500万個の販売を計画しております。
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「MINICUBE2」の主な特長は次の通りであります。
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(1) |
業界最小クラスのサイズを実現し、省スペースで利用できる
「MINICUBE2」を制御するための搭載ソフトウェアを、容量が小さくなるように設計し直した。また、ハードウェア構成を見直し、無駄を排除した。
これらにより、現行機種に比べて筐体の体積を約4分の1に小型化した48×48×12.4mmという業界最小クラスの筐体体積を実現した。
この結果ユーザーは、場所を選ばずに装置開発を行うことができる。 |
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(2) |
業界最低クラスの価格を実現
従来は32ビット用、8ビット用の開発ツール毎に用意していた制御用の搭載ソフトウェアや部品を見直して共通化し、コストを削減した。
これにより、メンテナンス、バージョンアップ、在庫管理などにかかるコストを削減し、現行機種に比べて約3分の1の1万円(サンプル価格)という業界最低クラスの価格で提供することが可能となった。
この結果、ユーザーは、開発や量産を経済的に行うことができる。 |
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(3) |
32〜8ビットのオールフラッシュ・マイコンの開発、量産に一台で対応できる
搭載されるソフトウェアや部品を共通化することで、32ビットから8ビットのオールフラッシュ・マイコン全てに1台で対応できるようにした。
また、マイコン上のソフトウェアの不具合を検知できるようにするディバグ機能と、開発したソフトウェアをマイコンに書き込むプログラミング機能を併せて搭載している。
これらにより、ユーザーは、性能の異なる多様なマイコンの、開発から量産までを一台の「MINICUBE2」で対応できるようになり、装置開発のコストを低減できる。
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近年、システムの高性能化や装置の小型化に伴い、組込み用マイコンのソフト開発環境へのニーズは高度化、多様化しております。このような状況でユーザーにおいては、経済的、容易かつ迅速に多様なソフトウェア開発を実現できるツールへのニーズが強まっております。
当社では、内蔵メモリへのソフトウェアの書込み、仕様変更時の書換えなどが装置にマイコンを実装した後でも実施でき、装置の開発期間を短縮することや部品の調達および装置の生産を効率化できるオールフラッシュ・マイコン合計145機種を既に製品化しておりますが、このたび、オールフラッシュ・マイコンの特性を活かし、ユーザーの様々な利用形態に柔軟に対応した経済的な開発環境を提供するために、今回の製品を発売することにいたしました。
当社では、「MINICUBE2」がユーザーの開発業務を大幅に効率化するものと考えているため、開発を継続し、積極的な販売活動を展開する計画であります。また、新製品の
拡販に併せて、周辺機能の設定を容易にする開発ツール「Applilet」(アプリレット)や、ソフトの稼動をパソコンでシミュレーションできる開発ツール「SM+」(エスエムプラス)など、従来から実施している「使い易い開発環境の提供」を促進し、ユーザーにおける開発の効率化を支援していく計画であります。
なお、当社では本年11月16日から神奈川県横浜市のパシフィコ横浜にて開催される組込み総合技術展「Embedded Technology 2005」にて、「MINICUBE2」を展示、実演を行う計画であります。
以上
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(備考1)
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記載されている価格は全て税込の価格。
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(備考2)
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文中で述べたオールフラッシュ・マイコンとは、「78K0S/Kx1+」、「78K0/Kx2」、
「78K0/Lx2」の8ビットマイコンおよび「V850ES/Hx2」、「V850ES/Jx2」、「V850ES/Kx2」の32ビットマイコンのこと。
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