処理速度を高速化したダッシュボード用32ビットマイコンの開発について
2005年9月21日 NECエレクトロニクス株式会社
NECエレクトロニクスはこのたび、自動車向け半導体事業の強化の一環として、ダッシュボードのメーターを高速でコントロールする32ビットマイコン7品種を開発し、「V850E/Dx3シリーズ」の名称で2006年4月から、主として欧米市場でサンプル出荷を開始することにいたしました。
新シリーズは0.15ミクロンプロセスを採用したRISC型マイコンで、従来に比べ140%の高速処理が可能なことが最大の特長となっております。また、大容量のフラッシュメモリを搭載しているためお客様の多様なシステムに対応できること、従来品と互換性を有しているため開発が容易であること、などの特長も有しております。
新製品のサンプル価格は、メモリ構成などにより異なりますが、一例として1Mバイトのフラッシュメモリおよび32KバイトのRAMを搭載した「μPD70F3425」が、3,000円/個となっております。新製品の量産の開始時期は、2007年9月を予定しておりますが、順次量産を開始し、シリーズ合計で月産百万個程度の生産を見込んでおります。
当社は、自動車向け半導体事業を戦略分野の一つと位置づけ、車の基本性能に直結する制御系の半導体を始めとして、オーディオやカーナビ用の半導体、エアバックなどの安全性を向上するための半導体、そしてメーター類を制御する半導体など、幅広い分野でユーザーにソリューションを提供しております。
近年、自動車の性能は飛躍的に向上し、走行のための基本的な機能に加え、運転者の快適さや安全性を高めるような新機能が次々と開発、搭載されております。 そのような状況のもと、メーター類においても、表示される情報が急速に増え、ユーザーからは、表示できる領域を大型化したい、アイコンやグラフィックス表示を用いた新しい表示方式を搭載したい、などというニーズが高まっております。
当社は、本年2月、これらのニーズに対応するため「V850ES/Dx2シリーズ」を市場に投入し、好評を博してまいりましたが、このたび、プロセスをより一層微細化することにより、処理スピードを上げ、さらに、高精細な表示で、リアルタイムの情報表示をするハイエンドシステムに対応できるシリーズを開発したものです。
新シリーズの主な特長は次の通りであります。
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処理スピードを従来比140%高速化
0.15ミクロンプロセスを採用したことにより、従来比140%の高速化を実現している。これにより、情報量が急速に増えるメーター表示部を従来のモータ制御を行いながら高速かつ高精度に制御し、データを多彩に表示することができる。最大6ゲージ(メーター)まで制御が可能となっている。
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(2) |
ユーザーの多様なシステムに対応可能
128Kバイトから1Mバイトのフラッシュメモリを搭載しているため、ユーザーの多様なシステム構成に対応可能。また、RAMは6Kバイトから32Kバイトを選択できる。
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(3) |
従来品と互換性を有しているため、設計が容易
高性能な32ビットRISC型CPUコア「V850E」を搭載しており、同シリーズのソフトウェア開発環境を利用することができる。そのため、ユーザーは容易にソフトウェアの設計ができる。
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(4) |
)CANコントローラを2チャンネル搭載
車内LANの標準規格であるCAN(注)のコントローラを2つ搭載。これにより、様々な車内LANの接続方法に応じたシステムを容易に組むことができる。
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(5) |
液晶表示画面にあわせた周辺機能
LCDコントローラ、LCDドライバ、および、パラレルLCDバスインターフェースをマイコンに搭載しており、液晶表示のシステムを容易に構築可能となっている。
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当社では、今回のマイコンがダッシュボード設計者の負担を軽減し、運転者の快適さを大幅に向上するものと考えており、これらで必要とする応用分野に向けて積極的な販売活動を展開することにしております。
新製品の主な仕様については、別紙をご参照下さい。
以上
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(注)
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CAN(Controller Area Network)
自動車制御に用いられる、車輌内制御用ネットワーク。Bosch社により提唱、開発され、現在多くの自動車内部の制御用通信方式として採用されている。
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関連リンク
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- NECエレクトロニクス(株)
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- 電 話 : (044)435-9446(直)
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