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次期DVDレコーダ向けシステムLSI 2品種の開発について


〜「platformOViA™」の概念に基づく第一弾製品の開発を完了〜



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2005年7月4日 NECエレクトロニクス株式会社

NECエレクトロニクスはこのたび、次期DVDレコーダ向けシステムLSI 2品種を開発いたしました。このたび開発したシステムLSIは、ハイビジョン・デジタル放送の受信機能とDVDレコーダの機能を1チップ上に集積し、高性能ストリームプロセッサを搭載しているため業界で初めてデジタル・アナログ放送の3番組同時録画ができる「EMMArchitecture2RH (略称:EMMA2RH)」および記録型DVDドライブ駆動機能を搭載した、普及版DVDレコーダ向けの「EMMArchitecture2R-FE(略称:EMMA2R-FE」の2品種であります。
新開発のLSI 2品種は、いずれも従来必要であった複数の機能を1チップ上に集積しているため、システム構築の際の部品点数の削減、基板面積の小型化とシステム設計の簡素化が図れ、セットのコストを低減できることが最大の特長となっております。
また、これらのLSIは当社が提唱する「platformOViA™(プラットフォームオーヴィア)」に準じた製品であり、共通ソフトウェアインタフェースの採用により、携帯電話や車載情報端末など他分野とのソフトウェアIPの流用が可能であります。
当社は本年10月より両製品のサンプル出荷を開始することにしております。また、量産時期としては両製品ともに来年初めを計画しております。


当社はかねてより、DVDレコーダやデジタルテレビなどを始めとするデジタルAV機器分野を戦略分野として位置づけ、積極的な事業を展開してまいりました。その結果、@DVDレコーダ用バックエンドLSIでは、2004年度に240万個以上を出荷し、世界ベースで20%を越える市場シェアを獲得、ADVD用フロントエンドLSIでは、2004年度に2,400万セットを販売し、同じく世界ベースで30%を越える圧倒的な市場シェアを堅持、B更に、デジタル放送用LSI分野においても世界の大手のデジタル放送受信機に採用されているなど、世界のデジタルAV分野で常に市場をリードしてまいりました。特にデジタルAVの核となるデジタル映像音声の圧縮伸長技術をベースにした「EMMArchitectureTM」(エマアーキテクチャ)は、当社が誇るDVDレコーダの代表的技術として市場から好評を博しております。


一方、デジタルAV製品の急速な普及は、セット価格の急落を導き、ユーザーからは高機能化と同時に、セットの価格低下に対応できるような複数のシステムLSIの開発を強く求められております。
当社は、このような市場の方向性を見据え、特に今後も市場伸長が期待されるDVDレコーダにおいて、この度、2006年の地上デジタル放送の全国展開にむけたハイビジョン・デジタル放送DVDレコーダなど高機能化に対応した「EMMA2RH」と、更に益々低価格化が進む普及型DVDレコーダ向けの製品として「EMMA2R-FE」を開発いたしました。これらの製品により、ユーザーは、従来のシステム構成を更に容易に低価格で実現することが可能となります。


世界で初めてハイビジョン・デジタル放送受信機能とDVDレコーダ機能を融合した1チップ・システムLSI 「EMMA2RH」の主な特長は次の通りであります。 


(1)

ハイビジョン・デジタル放送とアナログ放送の3番組同時録画が可能。従来のシステム構成では実現できなかったアナログ放送2チャンネルとハイビジョン・デジタル放送の合計3チャンネルの同時録画を実現、デジタル放送時代に必要な100種類を越える多彩な同時動作を、高速なストリーム処理機能により実現している。

(2)

従来、2つの機能ユニットに分かれていた、地上デジタルなどのハイビジョン放送の受信機能およびDVDレコーダの主要な機能を、世界で初めて1チップ上に集積している。更にユニファイドメモリアーキテクチャ(UMA)の採用により、デジタル放送受信と、DVDレコーダの録画/再生のメモリの統合化を実現。システム構成における主要部品点数並びに基板面積を半分に小型化でき、ユーザーはシステムコストの低減が可能となる。

(3)

LSI内部には、12個のCPUコアを持ち、各ユニットで並列処理を実現。DVDレコーダ用LSIとしては、世界最高速のCPU性能を持つアプリケーション処理用64ビットCPU(MIPSアーキテクチャ、375MIPS)とリアルタイム処理を行う32ビットCPU(MIPSアーキテクチャ、262MIPSを2個搭載)が、デュアルOSで処理を分散化している。システムに最適化した処理とともに、今後のアプリケーションの多様化にも対応できる。

(4)

アプリケーション用CPUのOSとして業界標準のLinuxを採用している。また当社が提唱する「platformOViA™」に準拠。Linuxでの豊富なソフトウェア資産の流用とともに、ソフトウェアの再利用、効率化を進め、ユーザーのソフトウェア開発効率の向上に貢献できる。

(5)

周辺機能としては、DVDレコーダ用システムLSIとしては業界で初めてシリアルATAインタフェースを内蔵。従来のATAインタフェースとの併用により、3個のハードディスクドライブと、DVDドライブを同時に制御可能。高速なダビング性能を実現している。


記録型DVDドライブ駆動機能を搭載した普及版DVDレコーダ向けシステムLSI 「EMMA2R-FE」の主な特長は次の通りであります。


(1)

業界で初めて記録型DVDドライブのデータ読み取り/書き込み処理、回転制御やエラー訂正処理などのドライブ駆動制御機能を、動画・音声データの圧縮・伸張機能、静止画・動画の出力機能、多彩な表示機能などのDVDレコーダの主要機能と、統合1チップ化。部品点数並びに実装基板サイズが従来の60%に縮小、低価格な普及型DVDレコーダが容易に構築可能となる。

(2)

高性能32ビットCPU(MIPSアーキテクチャ、233MIPS)を2個搭載し、高速なリアルタイム処理を実現。また、ユニファイドメモリアーキテクチャ(UMA)の採用により、従来別々に必要であったディスクのデータ読み取り/書き込み処理用のメモリと、AVエンコーダ、AVデコーダ、グラフィック処理に使用するメモリを、1つに統合化、ユーザーのシステムコスト低減が可能となる。

(3)

DVDドライブ駆動制御機能の内蔵とともに、ハードディスクドライブ接続用にATAインタフェースを独立搭載、低価格なDVD+ハードディスクのハイブリッドモデルの実現とともに、DVDとハードディスク間の高速ダビングなどの高性能化にも貢献している。

(4)

柔軟かつ高速なストリーム処理により、タイムシフト・裏番組録画など必要な2ストリーム同時処理を達成。録画と再生、再生とダビング、記録とダビングなどの同時動作が可能となる。

(5)

周辺機能として、3次元Y/C分離、ビデオデコーダを内蔵化。多彩なグラフィックス機能と映像出力機能を搭載、動画表示機能を一部ソフトウェア処理し、プロセッサで実現することによりLSI面積の大幅な小型化を実現している。更にDivX® Video対応、ビデオエンコーダー内蔵、インタレース、プログレッシブ同時出力が可能など、低価格化とともに高機能なシステム構築にも対応できる。


NECエレクトロニクスは、今後も成長が期待されるDVDレコーダ及びその応用機器向けに多様なシステムLSIを継続して投入し、「EMMArchitectureTM」をより普及させるべく、積極的な開発、製品展開を行うことにしております。


以上


(備考)

このプレスリリースで言及した製品名やサービス名は全て、それぞれの所有者に属する商標または登録商標。


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その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご承知ください。


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