車載用CDの再生専用システムLSIの発売ついて 〜多くの機能を一チップ化し、ユーザーのシステム設計を容易に〜
2005年6月9日 NECエレクトロニクス株式会社
NECエレクトロニクスはこのたび、カーオーディオCD再生専用システムLSIを製品化し、「μPD63770」の名称で本日よりサンプル出荷を開始いたしました。
新製品は、メカ制御用のマイクロコントローラをはじめ、車載用CDプレーヤ再生のためのRFアンプ、ディジタル・サーボ、データ・プロセッサおよびオーディオDAコンバーターなどを1チップ上に集積したシステムLSIで、この製品を用いることでユーザーのセットのシステム構築を容易に、かつ従来の2/3程度のコストで実現できることになります。
新製品のサンプル価格は500円/個となっており、また量産の開始時期および規模は、本年8月以降月産50万個を予定しております。
当社はかねてより、自動車向け半導体事業を戦略分野の一つとして位置づけ、車の基本性能に直結する制御系の半導体をはじめとして、カーオーディオやカーナビなどのカーマルチメディア用の半導体、エアバッグなどの安全性を向上するための半導体など、幅広い分野でユーザーにソリューションを提供しております。
近年、カーマルチメディアの機能は飛躍的に向上し、ラジオとカセットテープの世代から、CD、デジタルラジオ、カーナビゲーション等の世代へと変貌しつつあり、運転者の快適なカーライフを実現するような新機能が次々と開発、搭載されております。
この様な中、ユーザーからは、システム構築をより容易に行なうことが可能なシステムLSIの製品化が求められる様になってまいりました。新製品は、この様な市場ニーズに応えるために製品化されたもので、主な特長は次の通りになっております。
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(1) |
メカ制御用マイクロコントローラとメモリなどの周辺機能を内蔵
当社の8ビットマイコン「78K0」(ROM:60Kバイト、RAM:2Kバイト)と4Kバイトの汎用RAMを搭載。従来は、別々であったメカ制御用マイクロコントローラとCD用LSIを1チップ化することで、ユーザーは容易にかつ高いコストパフォーマンスでシステム構築に貢献できる。 |
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(2) |
1つの振動子で従来機能を実現
CD部とマイコン部でそれぞれ1つずつ使用していた外付け振動子を、メカ制御用マイコンとCD用LSIの1チップ化により1つの振動子で実現することに成功した。 |
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(3) |
スタンバイ機能
スタンバイ機能を有しており、4Kバイトの汎用RAMの電源のみオンにすることができる。つまり、CDプレーヤの電源をオフにした場合でも必要な情報を保持することが可能で、かつ、低消費電力化も実現できる。 |
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(4) |
従来のデバッガの継続使用可能
当社の8ビットマイコン「78K0」のコアを使用しているため、ユーザーは従来からのソフトウェアを継続的に利用可能であり、ソフト開発が容易となっている。 |
なお、「μPD63770」はマスクROM品ですが、ユーザーのソフト開発用として、フラッシュROM品の「μPD63F770」も提供いたします。
当社は今回のシステムLSIが、車載用CDプレーヤ設計者の負担を大幅に軽減できると考えており、これらを必要とする分野に向けて、積極的な販売活動を展開する計画であります。また、当社では、今後もこの分野における新製品の開発を推進していきたいと考えております。
製品の主な仕様については別紙をご参照ください。
以上
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