環境への負荷を低減できるUSB2.0対応のハブ・コントローラLSIの発売について 〜「ECOUSBTM」を商標として出願〜
2005年5月31日 NECエレクトロニクス株式会社
NECエレクトロニクスは、基板上の部品点数や消費電力を大幅に削減することで環境への負荷が低減できる、USB2.0に対応したハブ・コントローラ用のLSIを製品化し、
「μPD720114」の名称で本日よりサンプル出荷を開始いたしました。
また、当社では本製品について、「ECOUSBTM」(エコ・ユーエスビー)の名称を、商標として出願いたしました。
この製品を用いると、最終製品開発者は、アメリカ環境保護局が推進する省電力プログラム「エナジースター」に対応した製品を一例とする、環境負荷の少ない製品を容易に開発することができます。また、最終製品利用者は、環境保全を意識したシステムを簡単に導入することができるようになります。
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新製品の主な特長は次の通りであります。
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(1)
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省資源で廃棄物数も少なく環境負荷を低減
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USBの通信ロジック部であるUSBバッファの構成を見直したことで、内部回路用に電圧を2.5ボルト(V)にする電圧レギュレータや抵抗回路など、USBハブを構築する際に従来は外付けする必要があった部品を内蔵した。また、同じように外付けする必要があった、ハブ・システムの構成に関する情報を管理するシリアルROMを不要とした。
これにより、基板上に設置される部品の点数を、現行機種に比べて10点以上削減した。
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端子の配列や回路の配置を最適化した。
これにより、7ミリメートル四方という小型化が実現でき、基板上の実装面積を、現行機種に比べて約60%に低減できる。
また、端子配列の最適化により配線が容易となるため、設計が容易で製造コストも低減できる2層基板への対応が容易となり、基板を構成する部材を削減できる。
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これらにより、LSI自体に加えてUSBハブを構成する基板上の部品を削減でき、製品寿命終了後の廃棄物数を減らすことで環境負荷を低減できる。 |
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(2)
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動作時、スタンバイ時共に低消費電力を実現し、環境保全を考慮
通信の状況に応じて消費電流を制御する機能を実現したことにより、動作時の消費電流を、業界最高水準の低消費電力を実現した現行機種「μPD720112」に比べて10%以上低減した。
また、通信をしていないときには、不要な電力を自動的に削減する機能を導入したことにより、スタンバイ時の消費電力を現行機種に比べて5分の1以下に削減している。
これらにより、低消費電力が実現でき、環境保全に対応できる。
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(3)
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ハロゲンフリーおよびRoHSに対応
封止樹脂のハロゲンフリー化および特定有害化学物質使用禁止指令(RoHS指令:注)に対応している。
これらにより、生産時から廃棄時まで、環境や人体に及ぼす悪影響を最小限に抑えることができる。
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新製品のサンプル価格は500円となっております。生産規模としては、本年7月以降に、月産100万個を計画しております。
NECエレクトロニクスはかねてより、USBの規格策定のコアメンバーとして、USBの普及に貢献しており、リーディング・カンパニーの一社として、USB2.0に対応したホスト・コントローラとハブ・コントローラ、また周辺機器用途では、IDEブリッジやデバイス コントローラ、各種ASICコアなどを提供してまいりました。
このたび開発した製品は、次世代の市場をリードする顧客のニーズにいち早く応えるために、環境への対応を配慮した最終製品開発に貢献するUSB製品群として発売される「ECOUSBシリーズ」の第一弾として製品化されたものであります。
当社では、今後も環境負荷を考慮した「ECOUSBシリーズ」の開発を続け、新製品を順次市場投入していく計画であります。
「μPD720114」の主な仕様については別紙をご参照ください。
以上
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(注)
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RoHS
Restriction On Hazardous Substancesの略。欧州議会で承認され、加盟国は、電気・電子機器における危険物質の法規定を整備し、生産から処分に至る全ての段階で、環境や人の健康に及ぼす危険を最小化する事を目的としている。地球環境や人の健康に害を及ぼす有害物質のうち、鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、ポリ臭化ビフェニール、ポリ臭化ジフェニルエーテルの6品目は一部の例外を除き使用が禁止され、欧州連合15ヶ国において2006年7月から実施される。
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