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セキュリティ機能を強化したセットトップボックス用LSIの発売について
〜セットトップボックスの不正使用を防止〜



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2005年5月10日 NECエレクトロニクス株式会社

NECエレクトロニクスは、不正使用を防止できるセットトップボックス(STB)を構築するためのシステムLSIを製品化し、「μPD61126」の名称で、6月1日よりサンプル出荷を開始することにいたしました。


新製品は、不正使用防止機能に加えて、配信される画像の復号(デコード)機能など、有料放送を受信するために必要な機能の全てを1チップに統合したシステムLSIであります。


このシステムLSIを用いれば、有料放送業者やSTBメーカーは、不正使用のための改造が防止できるSTBを容易に実現することができます。


新製品の主な特長は次の通りであります。

(1)

不正な使用を防止する機能を搭載
システム立ち上げ時に、接続されたメモリなどに不正な細工がされていないかを識別する回路などを搭載した。
これにより、有料放送の不正受信や、STBの情報を不正にコピーした模造品の製造などを目的とした、STBの不正使用のための改造が困難になるようにした。

(2)

高性能プロセッサ、高速メモリインタフェースを採用
286MIPS(187メガヘルツ(MHz)動作時)の処理性能を実現する高性能32ビットCPUコア「MIPS32®4KEcTM」と、333MHzの動作周波数まで対応可能なDDR-SDRAMインタフェースを搭載している。
これにより、欧州の地上波デジタル放送で標準方式として採用されているMHEG(注1)やMHP(注2)などの高度なマルチメディアのソフトウェアを、スムーズに動作させることができる。

(3)

高機能グラフィックスエンジンを搭載
高機能2次元グラフィックスエンジンを搭載しているため、MHEGやMHPなどのソフトウェアの動作、特に表示ウィンドウの処理を高速化することが可能。
特に、MHPで多用されている特別な表示ウィンドウ処理を、ハードウェアで実現しているため、処理を飛躍的に向上できる。

(4)

USB1.1のホストコントローラを内蔵
USBで機器同士を接続するための標準規格 OHCI(注3)に準拠したUSB1.1ホストコントローラを内蔵しており、フラッシュメモリカードの読取装置、デジタルカメラなどを接続することができる。
これにより、デジタルカメラで撮影した写真を取り込み、画面に表示するような機能を容易に実現できる。


新製品の税込みサンプル価格は3,000円を予定しており、量産規模としては2005年度第4四半期より月産30万個程度を見込んでおります。


NECエレクトロニクスはデジタル家電向けシステムLSIの事業を中核事業と位置付け、積極的な事業展開をしております。このデジタル家電向けシステムLSI事業において当社では、1998年に世界で初めてデジタル放送受信用のSTB向けシステムLSIを開発して以来、独自開発の「EMMArchitecture(エマアーキテクチャ)」を採用した製品を相次いで製品化し、市場から好評を博しております。
新製品はこれらの独自のアーキテクチャを採用したデジタル家電向けシステムLSIの品種拡充の一環として製品化されたもので、特に大きな市場を持つ有料放送に対応するためのものであります。


当社では、新製品が有料放送受信機に最適なシステムLSIであると考えており、これらを必要とする分野に向けて積極的な販売活動を展開していく計画であります。


なお、当社では、5月10日から12日まで英国のロンドンで開催されるデジタル放送や通信関連機器に関する展示会「メディアキャスト」の会場において本製品を紹介することにしております。


新製品の仕様は別紙をご参照ください。


以上


(備考)

MIPS32®4KEcTMは、米国MIPS Technologies Inc.の登録商標もしくは商標。
また、このプレスリリースで言及した他の製品名やサービス名は全てそれぞれの所有者に属する商標または登録商標。

(注1)

MHEG:
Multimedia and Hypermedia information coding Experts Groupの略。
マルチメディアコンテンツを記述する言語の標準を策定するISOの専門家委員会の名称また、同委員会によって策定された言語仕様。各オブジェクトの配置や出力のタイミング、ユーザの操作に対する応答方法など、双方向性を持ったマルチメディアコンテンツの記述に必要な各種の要素が盛り込まれている。現在標準化が進められているMHEG-5は、VODやデジタルテレビ放送において、ナビゲーション機能を提供することを主な狙いとしている。

(注2)

MHP:
Multimedia Home Platformの略。次世代双方向デジタルTV放送の規格。
Javaベースの共通アプリケーションプログラムインタフェースで、デジタルTVのアプリケーションを実現する。

(注3)

OHCI:
Open Host Controller Interfaceの略。USB接続の周辺機器とコンピュータ本体の通信を制御するUSBコントローラの種類の一つ。コンピュータ本体のCPUにあまり負荷をかけないという特徴がある。



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その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご承知ください。


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