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自動車メータの多彩な表示とモータ駆動をワンチップで実現できる高性能な32ビットマイコンの発売について



2005年2月14日

NECエレクトロニクス株式会社


V850ES/Dx2シリーズ

NECエレクトロニクスは、自動車向け半導体事業の強化として、メータ類のモータ駆動と多彩な表示をワンチップで制御できる32ビットRISC型マイコンを製品化し、「V850ES/Dx2シリーズ」の名称で、欧米市場にて本日よりサンプル出荷を開始いたしました。

新シリーズは、6つのメータを制御できる「V850ES/DJ2」、4つのメータが制御できる「V850ES/DG2」の2機種から構成され、何れも自動車の運転者席のメータ部分に搭載されるものであります。

このマイコンを用いると、メータ開発者は、従来のメータ駆動への対応と共に、近年の情報量の急速な増大による表示領域の拡大に対応した装置開発が容易に行えるようになります。また、自動車運転者は、多様な情報を視認性に優れたメータで安全かつ簡単に確認できるようになります。

新製品の主な特長は次の通りであります。

(1)

大量の情報を高速に処理、表示できる高性能CPUコアを搭載
高性能な32ビットCPUコア(中核部品)「V850ES」を搭載している。
これにより、近年グラフィックス表示を併用するなど情報量が急速に増えるメータ表示部を従来のモータ制御を行いながら高速かつ高精度に制御し、データを多彩に表示することができる。

(2)

CPUコアの負荷を減らし高速処理を実現するDMAエンジンを「V850ES/DJ2」に搭載
「V850ES/DJ2」において、表示されるデータを整えてCPUを介さずにメータに転送する機能「DMA(注1)」を実現するエンジン(ハードウェア部品)を搭載している。
DMAが表示作業におけるボトルネックの部分を負担することで、CPUをデータ処理に専念させることができ、処理の高速化が実現できる。

(3)

CANに対応したポートを二つ搭載
データの高速伝送ができる上に、ノイズなどに対する信頼性が高い業界標準の車載ネットワーク方式 CAN(注2)に対応したポートを、「V850ES/DJ2」は二つ、「V850ES/DG2」は一つ、搭載している。
これにより、メータ類を車内LANに容易に接続できる。

(4)

モータ駆動用ドライバを内蔵し、最大6ゲージ(メータ)まで対応
情報量の増大に対応してニーズが急増しているアイコンやグラフィックスを用いた表示に加え、モータ駆動式のメータを「V850ES/DJ2」では6つ、「V850ES/DG2」では4つまで制御できる。
これら両方式のメータに対応できるため、装置開発者の要望に応じて様々なメータを構築できる。


新製品のサンプル価格は1,500円からとなっております。サンプル出荷の開始時期は、「V850ES/DJ2」が本年8月から、「V850ES/DG2」が本日からとなっております。量産の開始時期は、「V850ES/DJ2」が来年6月から、「V850ES/DG2」が本年12月からを予定しており、その規模については、二機種合計で月産10万個を見込んでおります。

NECエレクトロニクスは、自動車向け半導体事業を戦略分野の一つと位置付け、車の基本性能に直結する制御系の半導体を始めとして、オーディオやカーナビ用の半導体、エアバッグなどの安全性を向上するための半導体、そしてメータ類を制御する半導体など、幅広い分野でユーザーにソリューションを提供しております。
近年、自動車の性能は飛躍的に向上し、走行のための基本的な機能に加え、運転者の快適さや安全性を高めるような新機能が次々と開発、搭載されております。
そのような状況で、メータ類においても、表示される情報が急速に増え、表示できる領域を大型化したいという要望が強まっております。また、近年ではアイコンやグラフィックス表示を用いた、ユーザーの視認性を向上するような新しい表示方式を搭載したいという要望も強まっております。
NECエレクトロニクスでは、このような自動車メータに表示される情報の大容量化、多様化に対応するソリューションとして、今回の製品を発売することにしたものであります。

NECエレクトロニクスでは今回のマイコンが、メータ設計者の負担を軽減し、運転者の快適さを大幅に向上するものと考え、さらなる機能の強化と積極的な販売活動を展開する計画であります。

新製品の主な仕様については別紙をご参照ください。


以上

(備考)

文中で言及した製品名やサービス名は全て、それぞれの所有者に属する商標または登録商標。

(注1)

DMA:
direct memory accessの略。CPUを経由せずに周辺装置とメモリー間でデータをやり取りするデータ転送方式の一つ。データ転送にCPUを占有せずにすむため、システム全体の高速化が図れる。

(注2)

CAN:
controller area networkの略。ISOで国際的に標準化されたシリアル通信プロトコルのこと。主に車載ネットワークで使用され、FA、船舶、医療機器、産業機器などにも用いられている。省配線化、それに伴う重量及びコストの軽減、高いリアルタイム能力、また電気的干渉に強いことなどが特長。




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<この発表に関するお客さまからの問い合わせ先>

NECエレクトロニクス(株)
半導体ホットライン

電 話 : (044)435-9494(直)
e-mail : info@necel.com


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その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご承知ください。



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