NECおよびNECエレクトロニクスはこのたび、携帯電話・情報家電端末などのユビキタス端末で、多様なソフトウェアを低電力で実行し、パソコンクラスの高機能を実現するとともに、ソフトウェアの不具合などで誤動作・機能停止しない安定した動作を実現する並列プロセッサ技術を開発しました。

このたびの開発は、プロセッサの高性能化と低消費電力化を両立するために1つのプロセッサ内に複数のCPU(中央演算装置)を配置したマルチコアプロセッサを今後、様々なユビキタス端末に搭載していく上で重要な基盤技術で、主な特長は以下の通りです。
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マルチコア仮想化ソフトウェア技術
新規に開発した仮想化ソフトウェア技術を用いると、アプリケーションソフトウェアを改造することなく既存のシステムを複数CPU上に移植することができるため、マルチコアプロセッサ向けに新たにシステムを開発する手間を削減します。この仮想化ソフトウェア技術により、並列プロセッサ環境は以下のメリットを有するようになります。 |
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CPUの数を意識せずにソフトウェアを構築できるため、単一CPUで構成されるローエンド端末から、複数CPUを持つフラグシップ端末までの機種展開が容易になります。 |
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A |
端末基本機能を特定のCPUに構築し、別のCPUに付加機能を構築することにより、複数機能間に跨る性能干渉が大幅に低減されます。これにより、同一端末プラットフォームをベースとした付加価値端末の品種展開が容易となります。例えば固有のビジネスアプリケーションを搭載した企業向け端末などが実現できます。 |
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B |
音声認識のように、処理量の大きな単一アプリケーションに対しても、マルチタスク化によって複数のCPUに処理を分散し、高性能動作を実現できます。 |
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マルチコアベース高性能ハードウェア技術
従来の並列プロセッサでは、複数のCPUがデータアクセスを行った場合にプロセッサ内部の特定の経路にデータが集中し、性能を発揮できない問題(輻輳)がありました。今回、プロセッサ内部のデータの経路を最適化する「4重バスインターフェース回路」を新規に開発することにより、複数CPUからのアクセスによる輻輳を大幅に削減する高性能バスアーキテクチャを実現しました。この回路は携帯電話向けシステムLSI MP211(注)から適用開始しており、現在想定されている携帯電話向けデジタルテレビ放送サービスの10倍流量の高負荷下でも輻輳劣化しないことを実証しています。 |
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マルチコアセキュリティ技術
インターネットなどの外部環境から取得したアプリケーションを、初期搭載している端末の基本機能、付加機能と分離して、特定のCPUでのみ実行することで、アプリケーションの不具合等に対し堅牢な端末を構築することが可能となります。 |
<この発表に関するお客さまからの問い合わせ先>
NECエレクトロニクス(株)
半導体ホットライン
電 話 : (044)435-9494(直)
e-mail : info@necel.com
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