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株式会社東芝、富士通株式会社との統一仕様を業界で初めて採用した半導体メモリの発売について
〜「COSMORAM Rev3」に準拠した擬似SRAMを製品化〜


2004年11月5日

NECエレクトロニクス株式会社

「μPD46128953」
「μPD46128953」

NECエレクトロニクスは、株式会社東芝、富士通株式会社、NECエレクトロニクス株式会社の3社が共通化したインタフェース仕様を業界で初めて採用した擬似SRAMを製品化し、「μPD46128953」の名称で、本年12月よりサンプル出荷を開始することにいたしました。

今回製品化した擬似SRAMは、上記三社が1998年から三段階にわたり統一した仕様「COSMORAM Rev3」(コスモラム リビジョン3)に準拠したものであり、高集積・大容量化が容易なDRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリ)と、高速・低消費電力に優れたSRAM(記憶保持動作が不要な随時書き込み読み出しメモリ)の特長を併せ持つものであり、主に携帯電話端末などへの搭載が見込まれるものであります。

三社の擬似SRAM製品間に互換性があるため、携帯電話端末メーカーなどの今回の製品を用いる完成品メーカーは、(1)複数社からの調達が可能になり、安定して擬似SRAMの供給を受けること、(2)基板と接続するための端子の配列や製品の大きさが同じであるため、擬似SRAMごとの個別設計が不要になり、設計効率を大幅に改善すること、などが可能となります。
この製品を用いれば、完成品メーカーは、製品の開発期間や開発費を大幅に削減できることになります。

新製品のサンプル価格は1,500円であります。量産開始時期は2005年3月を予定しており、その規模としては月産100万個を見込んでおります。

記憶容量が128メガビット(Mb)の今回の新製品の主な特長は次の通りであります。
(1) 1.8ボルト(V)の低電圧で高速動作を実現
低い電圧でも安定して動作する当社独自の低電圧高速化技術を開発し、CPU(中央処理装置)と同期してデータを読み出すバースト機能の周波数83メガヘルツ(MHz)を、擬似SRAM駆動用としては非常に低い1.8ボルト(V)という低電圧で実現している。
これにより、高機能化が著しい一方で電池容量に制限がある携帯電話端末向けに、高速動作と低消費電力の両立を可能とした。
(2) 外部接続端子数を削減し、パッケージを小型化できる
処理されるデータの入出力と、そのデータの格納先を示すアドレスの入力を一本の外部接続端子で行えるアドレス・データマルチプレックス機能を採用した。
これにより、それぞれを別の端子で行っていた従来に比べて、ピン数を65本から43本へと22本削減でき、他のLSIと多段に積み重ねるスタック型マルチ・チップ・パッケージ(MCP)などを小型、省スペース化できる。
(3) 32ビットの高速I/Oインタフェースを搭載し、データの高速伝送ができる
従来の16ビットから機能を拡張した、32ビットのデータを同時にやり取りできるI/Oインタフェースを搭載している。
これにより、CPUとのデータのやり取りが高速で実現でき、携帯電話端末の処理能力を大きく向上できる。
(4) ドライバの出力を選択でき低ノイズで利用できる
搭載される携帯電話端末に最適となるように、擬似SRAMのドライバ出力を三段階で調整できる機能を搭載した。
これにより、装置に最適な出力を柔軟に選択でき、ノイズの少ない動作が可能となる。
(5) スタンバイ時の低消費電力を実現できる
スタンバイ時には、128Mb分のセルのうち、必要となる部分のみを動作させ、他の部分を休止することができるパワーダウンモードを搭載している。
これにより、スタンバイ時の余分な電力が節約でき、携帯電話端末に最適な低消費電力が実現できる。

近年、携帯電話、携帯情報端末へのニーズは、従来の通話、写真撮影から、テレビ電話などの動画や、ゲーム、音楽再生、電子商取引など、さまざまなサービスへと移り、それに伴い搭載されるメモリに関しても高機能、高性能化の要求が益々強まっております。
このような流れに対応するため、擬似SRAMの高性能化と使い勝手の向上を目的に、
NECエレクトロニクスは、富士通株式会社および株式会社東芝と、フラッシュメモリとSRAMを混載するスタック型マルチ・チップ・パッケージ(以下、MCP)仕様の共通化に取り組み、1998年9月に仕様共通化を完了しております。また、2002年3月には、ページモード機能搭載の擬似SRAMおよびスタック型MCPについて、2003年2月には、バースト機能搭載の擬似SRAMおよびスタック型MCPについて、それぞれ共通インタフェース仕様に合意しており、これらにより、高速で大容量化が容易な擬似SRAMにおいて、それまで不十分だったインタフェース仕様に互換性を実現し、効率的な擬似SRAMの利用を実現いたしました。
このたび、NECエレクトロニクスでは、この仕様に基づき、業界に先駆けて、擬似SRAMを製品化したものであります。

NECエレクトロニクスでは新製品が完成品メーカーの開発を大きく支援し、完成品ユーザーへの新製品の提供を大幅に早めるものと考えており、今後とも積極的な開発、機能強化を継続していく計画であります。

新製品の主な仕様については別紙をご参照下さい。


以上

(備考1) 記載されている会社名および商品名は各社の商標または登録商標。
(備考2) サンプル価格は消費税を含んだ価格。
(注 ) COSMORAMは株式会社東芝セミコンダクター社、NECエレクトロニクス株式会社および富士通株式会社の共通の擬似SRAMの仕様。
(注2) 文中で言及した製品名、サービス名、社名などは全て、それぞれの所有者に属する商標または登録商標。


<この発表に関するお客さまからの問い合わせ先>

NECエレクトロニクス(株)
半導体ホットライン

電話:(044)435-9494(直通)
e-mail: info@necel.com


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その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご承知ください。



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