NEC ELECTRONICS NEC ELECTRONICS
NEC electronics NEC electronics NEC
ホーム
アプリケーション
製品情報
先端技術
サポート
WEBショップ
ニュース&イベント
会社案内
header
GO
詳細検索機能/特性検索
サイトマップ お問い合わせ
DVDレコーダの画像や音声データ処理機能を1チップに集積した普及型システムLSIの発売について
〜低価格版DVDレコーダの経済的な構築を実現〜


2004年9月29日

NECエレクトロニクス株式会社

「μPD61178/7, μPD61176/5」
「μPD61178/7, μPD61176/5」

NECエレクトロニクスは、DVDレコーダの画像や音声データを処理するバックエンド処理の主要機能を1チップに集積した低価格で小型な普及型システムLSIを製品化し、本年12月1日より販売活動を開始することにいたしました。

新製品は、当社が本年3月に発売したDVD用レコーダ用の1チップLSI「μPD61181」の普及型モデルとして位置づけられるものであり、@3次元Y/C分離機能(注1)とDivX® Video(注2)に対応した「μPD61178」、A2次元Y/C分離機能(注3)とDivX Videoに対応した「μPD61177」、B3次元Y/C分離機能に対応した「μPD61176」、C2次元Y/C分離機能に対応した「μPD61175」の4機種であります。

このシステムLSIを用いると、動画・音声データの圧縮・伸張機能、静止画・動画の出力機能、演算機能などのDVDレコーダのバックエンド処理(注4)の主要機能を、メモリを付加するだけで実現できるため、部品点数を削減できる上に実装基板サイズを縮小でき、デジタルビデオカメラからの映像を入力する機能を搭載しない低価格版DVDレコーダを経済的かつ容易に構築することが可能となります。
また、「μPD61178」や「μPD61177」を搭載したDVDレコーダは、従来の動画の圧縮伸張方式であるMPEG2のデータを記録、再生、編集するだけでなく、動画の圧縮伸張方式MPEG4の一種であるDivX Videoに対応した動画を再生することも経済的かつ容易に実現できます。

新製品のサンプル価格は4機種共に6千円であり、量産開始時期としては、2005年3月を、量産規模としては4機種合計で月産50万個を計画しております。

NECエレクトロニクスでは、DVDレコーダのバックエンド処理に必要となるシステムLSIの全てを自社製品で揃えており、従来はそれらを個別に製品化しておりましたが、今回の新製品は、(1)これら個別のシステムLSIの開発で得たノウハウを先端の回路技術を駆使して集積したこと、(2) 上位機種では標準搭載されていた、デジタルビデオカメラからの映像を入力する機能(IEEE1394Linkレイヤ・コントローラ機能)をオプション化し、別売りにしたこと、(3)上位機種ではハードウェアで実現していた動画の表示機能を一部ソフトウェア化し、プロセッサで実現できるようにして小型化したこと、(4) 上位機種では2つ搭載していたATA(注5)専用のインタフェースを一つにし、もう一つは接続機器を選べる汎用I/Oインタフェースと共用にすることで、システム構成を多様化できるようにしたこと、(5)上位機種に搭載されているCPUコアに比べて同等の性能を実現しながらより低消費電力型のCPUコア MIPS32 4KE(注6)2つを搭載し、消費電力を約半分の1.5wに抑えたこと、 (6) 「μPD61178」および「μPD61177」において、デジタルビデオ信号をアナログビデオ信号に変換するVideoDAC(注7)回路の性能を上位機種に比べて2倍密となる108MHz/10ビットに向上させたことで、画像ノイズの原因となる高周波信号を除去しやすくなり、画像の欠落や歪みを大幅に削減できるようにしたこと、などにより実現いたしました。

これにより、上位機種に比べて、(1)サンプル価格を1万円から6千円へと低価格化させ、DVDレコーダの大幅な低価格化を実現すること、(2)LSIと基板を接続するピン数を449本から292本へと約35%削減するなどの小型化を実現しており、DVDレコーダを大幅に小型化すること、(3)HDDを搭載した高度なシステムの他に、HDDを搭載せずDVD録画のみを行う経済的なシステムも構築でき、ユーザーの用途に合わせた最適なシステムを経済的に構築すること、(4)MPEG1およびMPEG2の動画再生だけでなく、DivX Videoの動画を再生すること、などが可能となります。

DVDレコーダの急速な普及に伴う低価格化や競争の激化を背景に、DVDレコーダ開発者においては、機能のLSI化による機器コストの削減、高性能・高機能化による差別化の実現、短期間での新製品の完成などが求められております。
また、DVDレコーダの普及が進むにつれ、HDDを搭載してDVD録画も行う上位モデルに加えて、特に海外の市場ではDVD録画のみを行うシンプルで経済的なシステムへのニーズが強まるなど、ユーザーの利用場面に応じて多様なDVDレコーダが求められるようになってまいりました。
NECエレクトロニクスでは、動画、音声データの圧縮、伸長機能や高性能なCPUなどを取り込んだDVDレコーダ用システムLSI、3次元Y/C分離機能内蔵ビデオデコ−ダLSI、などを製品化し、国内外の主要AV機器メ−カ−で高い採用実績を有しておりますが、上記のような市場の流れに対応するため、蓄積したノウハウを活かして新製品を発売いたしました。

NECエレクトロニクスは、今後も成長が期待されるDVDレコ−ダ及びその応用機器向けに多様なシステムLSIを継続して投入し、「EMMArchitecture」(エマアーキテクチャ)のファミリ名称で、積極的な製品展開を行う予定であります。

なお、NECエレクトロニクスでは新製品を、10月5日から千葉県千葉市の幕張メッセで開催される、通信、情報、映像に関するアジア最大級の展示会「CEATEC JAPAN 2004」にて展示いたします。


新製品の詳細、主な仕様とラインアップ一覧については別紙をご参照ください。


以上


<< 関連リンク >>
・製品情報:
・システム応用例:

(備考) サンプル価格は消費税を含んだ価格。
(注1) 3次元YC分離 :
映像信号を輝度信号と色信号に分離する機能の一種。フレーム間クシ型と言われる高度な分離方式のこと。
(注2) DivX :
DivXNetworks, Inc.の登録商標。DivX機能を用いる場合にはDivXNetworks, Inc.の許可が必要。NECエレクトロニクスでは近日中にDivXNetworks, Inc.の認証を完了する予定。
(注3) 2次元YC分離 :
映像信号を輝度信号と色信号に分離する機能の一種。ライン間クシ型と言われる現在最も一般的な分離方式のこと。
(注4) バックエンド処理 :
DVDレコーダに取り込んだ画像や音声の処理のこと。一方、DVDの回転の制御やデータの読み取り処理のことをフロントエンド処理と言う。
(注5) ATA :
アメリカ規格協会(ANSI)によって標準化されたIDE(Integrated Drive Electronics;パソコンとハードディスクを接続する方式の一つ)の正式な規格。
(注6) MIPS32および4KE :
米MIPS Technologies Inc.の登録商標。
(注7) DAC :
Digital to Analog converterの略。


<この発表に関するお客さまからの問い合わせ先>

NECエレクトロニクス(株)
半導体ホットライン

電話:(044)435-9494(直通)
e-mail: info@necel.com


ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご承知ください。



 ご利用にあたって  個人情報保護について  RSS       © 1995-2008  NEC Electronics Corporation