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経営成績および財政状態

(1)当第1四半期の概況

@当四半期の経済および事業環境
四半期における世界経済は、全般に堅調に推移しました。米国経済は、引き続き好調な個人消費が企業の設備投資や雇用にも波及し、安定的に拡大しました。その他地域の経済も概ね良好に推移し、アジア地域や欧州地域も、世界経済の拡大に伴う外需に支えられ、改善傾向が持続しました。

わが国経済も、好調な輸出を背景に、企業収益が着実に改善し設備投資も好調に推移したことに加え、個人消費も上向いたことにより、成長が続きました。

半導体市場につきましても、パソコンおよび携帯電話端末の販売が大きく伸長したことや、デジタル家電(デジタルカメラ、DVDレコーダー、薄型テレビなど)が引き続き好調であったことなどにより需要が大幅に拡大しました。

A当四半期の連結業績
当四半期の連結業績

当社の当四半期連結売上高は、1,856億円と、前年同期に比べ159億円の増収となりました。これは、非主力事業である受託販売事業縮小による売上高減少があったものの、DVDレコーダー、デジタルカメラなどのデジタル家電向け、パソコン周辺機器向けのシステムLSI、携帯電話端末向けLCDドライバICの売上高が好調に推移したことなどによるものです。

連結営業利益は、152億円と、前年同期に比べ33億円の増益となりました。これは為替が円高に推移したことに加え、半導体の需要増に対応するための設備投資を増額したことに伴う減価償却費等の費用増加の影響がありましたが、半導体売上高の増加および費用の効率化によりこれを補ったことによるものです。また、連結税引前利益は143億円で、前年同期に比べ48億円の増益、連結当期純利益は87億円で、前年同期に比べ26億円の増益となりました。

(2)製品分野別売上高実績
製品分野別売上高実績

◆通信機器分野  売上高 411億円(前年同期比14.8%増)

通信機器分野の当四半期の売上高は、前年同期比14.8%増加の411億円となりました。
当分野にはルータ、携帯電話基地局などのブロードバンドネットワーク機器向け半導体や携帯電話端末向け半導体が含まれます。
当四半期は、前年同期と比べ携帯電話端末へのTFTカラー液晶の採用が進んだことにより、LCDドライバICの売上が増加しました。また、長らく低迷していたルータなどのブロードバンドネットワーク機器向け半導体の売上も増加に転じました。

◆コンピュータおよび周辺機器分野  売上高 355億円(前年同期比30.2%増)

コンピュータおよび周辺機器分野の当四半期の売上高は、前年同期比30.2%増加の355億円となりました。
当分野には、サーバおよびワークステーション向け半導体やパーソナルコンピュータおよびパーソナルコンピュータ周辺機器向け半導体が含まれます。
当四半期は、前年同期と比べパソコン用モニタ向けLCDドライバIC、プリンタ向けシステムLSIおよび記録型DVDドライブ向けシステムLSIの売上が増加したため、全体として大幅な売上増となりました。

◆民生用電子機器分野  売上高 261億円 (前年同期比44.4%増)

民生用電子機器分野の当四半期の売上高は、前年同期比44.4%増加の261億円となりました。
当分野には、デジタルAV機器向け半導体やゲーム機向け半導体が含まれます。
当四半期は、前年同期と比べDVDレコーダー用画像処理LSIやデジタルカメラ向けシステムLSIなどのデジタルAV機器関連の半導体の売上が増加するとともに、ゲーム機向け半導体の売上も増加したため、全体として大幅な売上増となりました。

◆自動車および産業機器分野  売上高 253億円(前年同期比10.5%増)

自動車および産業機器分野の当四半期の売上高は、前年同期比10.5%増加の253億円となりました。
当分野には、自動車向け半導体、医療機器などの産業機器向け半導体が含まれます。
当四半期は、前年同期と比べ自動車用32ビットマイクロコントローラの売上が増加しました。

◆多目的・多用途IC  売上高 194億円(前年同期比12.6%減)

多目的・多用途ICの当四半期の売上高は、前年同期比12.6%減少の194億円となりました。
当分野には汎用マイクロコントローラ、ゲートアレイ、多用途のSRAMなどが含まれます。
当四半期は、前年同期と比べ汎用マイコンの売上は増加したものの、ゲートアレイおよび多用途のSRAMなどの売上が減少したため、全体としては売上減となりました。

◆ディスクリート・光・マイクロ波  売上高 318億円(前年同期比6.2%増)

ディスクリート・光・マイクロ波の当四半期の売上高は、前年同期比6.2%増加の318億円となりました。
当分野には、ダイオード、トランジスタなどの個別半導体や光通信向けやDVD向けの光半導体、携帯電話などに使用されるマイクロ波半導体が含まれます。
当四半期は、前年同期と比べDVD用光ピックアップデバイスなどの光・マイクロ波半導体の売上が増加したため、全体として売上増となりました。

◆その他  売上高 65億円(前年同期比52.3%減)

「その他」の当四半期の売上高は、前年同期比52.3%減少し、65億円となりました。
「その他」は、主に当社グループの販売子会社が受託しているカラー液晶ディスプレイなど半導体以外の受託販売事業です。この事業は当社の主力事業ではなく、国内での受託販売を昨年度中間期に取り止めたため、取扱高が縮小しました。

(3)財政状態

@総資産および株主資本
総資産および株主資本

当四半期末の総資産残高は、8,536億円で、前期末に比べ1,120億円の増加となりました。これは、転換社債型新株予約権付社債1,100億円を発行する一方、長期借入金400億円を前倒し返済したことなどにより現金および現金同等物が823億円増加したこと、および300ミリウエハ処理ラインなど設備投資を増加させたことにより有形固定資産が362億円増加したことなどによるものです。

株主資本は、3,820億円で、当期純利益を87億円計上したことなどにより前期末に比べ103億円の増加となりました。
株主資本比率は、総資産の増加により前期末に比べ5.3ポイント低下しました。

有利子負債は、1,612億円で、転換社債型新株予約権付社債発行により1,100億円を調達した一方、長期借入金400億円を前倒し返済したことなどにより、前期末に比べ693億円増加しました。

Aキャッシュ・フロー
キャッシュ・フロー

当四半期の営業活動によるキャッシュ・フローは、358億円の収入で、前年同期に比べ33億円の収入増となりました。これは、当期純利益が26億円増加したことなどによるものです。

投資活動によるキャッシュ・フローは、202億円の支出で、前年同期に比べ37億円の支出増となりました。これは、300ミリウエハ処理ラインへの設備投資など有形固定資産購入額が増加したことなどによるものです。

以上の結果、フリー・キャッシュ・フローは、156億円の収入で、前年同期に比べ4億円の収入減となりました。

財務活動によるキャッシュ・フローは、転換社債型新株予約権付社債発行により1,100億円の資金調達を行う一方、長期借入金400億円の前倒し返済および配当金の支払等を行ったことにより  665億円の収入となり、前年同期に比べ649億円増加しました。

以上により、現金および現金同等物の当四半期末残高は2,477億円となり、前期末残高に比べ 823億円増加しました。



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