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8ビットマイコン用ソフトウェアの開発期間を大幅に効率化できる開発ツールの発売について

2004年7月5日

NECエレクトロニクス株式会社

「Applilet EZ, IECUBE, MINICUBE」
(左上)IECUBE、(右上)MINICUBE
(中央)Applilet EZ

NECエレクトロニクスはこのたび、マイクロコントローラ(マイコン)事業の強化として、汎用の8ビット・シングルチップマイコン「78K0S/Kx1+」上のソフトウェアをパソコンで容易に開発し、同梱のボードを用いて動作確認も行うことができる開発ツール「Applilet EZ」(アプリレット イージー)を販売することにいたしました。

「78K0S/Kx1+」は主に、システムの中核となるホストマイコンと呼ばれる高機能のマイコンと接続され、その補佐的な機能を実現するサブマイコンと呼ばれる使われ方で用いられるものであります。

新製品は、(1)マイコン用のソフトウェアを作成するパソコン用のソフトウェアと、(2)作成したマイコン用のソフトウェアをUSBケーブル経由で書き込み、実際の使用状況とほぼ同等の環境でマイコンが想定通りに稼動しているかを確認する評価ボードの2点から構成されるものであります。
今回シリーズ第一弾として発売するのは、ホストマイコンの電源状態の監視を行い、停電時にホストマイコンのデータをバックアップするためのソフトウェア開発ツールであります。

この製品を用いると、従来は数週間を要していたマイコン用のソフトウェア開発と動作確認が最短の場合1時間程度で実現でき(注1)、開発を大幅に効率化することや、複雑なプログラミング言語の知識に精通していなくてもマイコンを導入することが可能となるため、現在はアナログで回路を組んでいる顧客がマイコンを容易に導入することや、マイコンを利用している顧客がコストをかけずに応用範囲を拡大することなどが可能となります。

新製品の主な特長は次の通りであります。
(1) マウス操作だけでソフトウェアを作成することが可能
電源状態が正常であるかどうかを監視する装置の評価ボードを模倣した画面をパソコン上に作成し、完成品で実現したい機能をその画面の指示に従い、マウスで入力するだけで、その業務に必要となるマイコン用ソフトウェアが完成できるグラフィカル・ユーザー・インターフェース機能を開発した。
これにより、従来はアセンブリ言語で約3千行も記載する必要があった複雑なプログラム言語の知識が不要になり、マウス操作だけで簡単にソフトウェアが作成できる。
(2) 動作確認のためのボードを作成するための時間が節約できる。
電源監視装置の評価ボードとほぼ同条件になるよう「78K0S/Kx1+」を実装した基板を用意している。この基板上のマイコンは、パソコンで作成したソフトウェアをUSBケーブル経由で書き込むことで、実際に使用される環境とほぼ同等の条件で動作確認ができる。
これにより、正確な動作確認を実現しながら、動作確認のためのボードの試作・開発時間を節約できる。

新製品の販売価格は1万円であり、出荷開始時期としては本年7月末を予定しております。

NECエレクトロニクスでは2003年1月に、汎用の8ビットシングルチップマイコン「78K0/Kx1シリーズ」を市場投入いたしました。これは、低価格、小型でありながら、高い性能と信頼性を誇り、自動車、照明、センサ、産業機器などの幅広い用途で採用され、その出荷数は毎月100万個を超えるほど市場の好評を博しております。
また、当社では、単一電源フラッシュメモリを搭載した汎用の8ビットマイコン「78K0/Kx1+シリーズ」のサンプル出荷を本年3月に、ピン数の低減を図った8ビットマイコン「78K0S/Kx1+シリーズ」のサンプル出荷を本年4月に、それぞれ開始いたしました。
しかし、従来これらのマイコンのソフトウェアを開発するには、専門のプログラム知識を必要とする上に、動作確認のための機器をユーザーが個別に作成する必要があり、コストと期間を要するという問題点がありました。

NECエレクトロニクスではこの問題を解決するため、「78K0/Kx1+シリーズ」の開発ツールとして、従来機種と同等の機能を実現しながら、価格を1/6の10万円に、体積を1/3の112.7×84.6×58mmに抑え、高いコストパフォーマンスを実現した「78K0/Kx1+シリーズ」用のインサーキット・エミュレータ(注2)「IECUBE」(アイイーキューブ)を本年3月から販売しております。また、ボードにマイコンを実装したまま利用することで実動作時とディバグ時の環境を同一に近くできるオンチップ・ディバグ・エミュレータ(注3)であり、ポケットに入るサイズ(84.5×56.5×26.1mm)を実現し、開発現場だけでなく、実際の利用現場でもディバグを行える、販売価格3万円の低価格な新機種「MINICUBE」(ミニキューブ)も本年4月から販売しております。

これらに加えて当社は、マイコン用ソフトウェア開発の一層の簡易化、低価格化と短期間化を実現するため、今回の開発ツールを発売したものであります。

NECエレクトロニクスでは、「Applilet EZ」、「IECUBE」、「MINICUBE」の3製品合計で、今後1年間に約3千台の販売を見込んでおります。

当社では、マイコン用ソフトウェア開発ツールが、マイコンを用いる顧客の業務を大きく改善するものと確信しており、今後とも積極的な新製品開発を行う計画であります。

なお、当社では、7月7日から東京都江東区の東京ビックサイトにて開催される組込みシステム開発技術展「イーセック(ESEC)」にて、新製品の展示・実演を行います。

なお、新製品の主な仕様は別紙をご参照ください。


以上

(備考) サンプル価格は全て税込価格。
(注1) パソコンへのソフトウェアのインストール時間を除いて計算した、当社内での比較に基づく数値。
(注2) インサーキット・エミュレータ
アプリケーション・ソフトウェア開発時に、マイコンと同じ動作を実現し、かつディバグ作業で必要な機能を持ったソフトウェア開発ツール。
(注3) オンチップ・ディバグ・エミュレータ
マイコンの実チップと接続して、マイコン内部のディバグ機能を利用しながらソフトウェアの稼動状況や不具合を検査し、ボードにマイコンを実装したまま利用することで実動作時とディバグ時の環境を同一に近くできるソフトウェア開発ツール。

<< 関連リンク >>
・製品情報:マイクロコンピュータ
ソフトウェア自動生成ツール「Applilet EZ」




<この発表に関するお客さまからの問い合わせ先>

NECエレクトロニクス
半導体ホットライン

電話:(044)435-9494(直通)
e-mail: info@necel.com


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その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご承知ください。



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