近年、ビデオ・キャプチャボードを搭載したマルチメディアパソコンが急速に普及しており、今後もそのAV機能は一層強化されると考えられております。
パソコン分野においては従来、動画の圧縮伸張機能や画面への表示機能はソフトウェアでの実施が中心でしたが、より高画質な動画処理、表示を実現するためには、機能をハードウェアで実現する必要があり、そのハードウェア市場も急速に拡大すると見込まれております。
このような中、ユーザー間での競争は一層激化しており、機能のLSI化による機器コストの削減、高性能・高機能化による差別化の実現、短期間での新製品の完成などが求められております。
NECエレクトロニクスでは、大画面テレビや高画質VTRなどの市場で世界シェアの7割を有する3次元Y/C分離LSI、伸張著しいDVDレコーダ向けの市場で世界シェアの3割を有するMPEG2エンコーダなど、高精度な動画を扱うLSIにおいて、常に民生機器市場をリードする技術とソリューションを提供してまいりましたが、このたび、これらのノウハウを有効活用し、パソコン分野におけるキャプチャ機器関連事業に本格参入するため、新製品を発売したものであります(シェアの数値はNECエレクトロニクスの独自調査による)。
NECエレクトロニクスでは、今回のシステムLSIを、パソコンで容易に利用できるようにするため、「Windows XP MCE(Media Center Edition)」に対応した駆動用(ドライバ)ソフトや、テレビチューナ機能を搭載し、ビデオ・キャプチャボードの開発期間の短縮を可能とするリファレンスデザインも開発中であり、本年8月までに製品化する予定であります。
NECエレクトロニクスでは新製品がパソコンを用いたテレビ鑑賞やDVD録画に最適なソリューションを提供するものと考えており、積極的な開発と販売活動を展開する予定であります。