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NECエレクトロニクスとトランスメタが戦略的協業で合意
トランスメタ製LongRun2TMリーク電流低減技術のライセンスと、トランスメタの公募株式を取得


2004年3月25日

NECエレクトロニクス株式会社
トランスメタ・コーポレーション


NECエレクトロニクス株式会社(本社:川崎市、社長:戸坂馨)およびEfficient Computing(低消費+高性能)分野のリーディングカンパニーであるトランスメタ・コーポレーション(本社:カリフォルニア州サンタクララ、社長兼最高経営責任者:マシューR.ペリー)はこのたび、トランジスタからのリーク電流を低減することで低電力の半導体製品開発を実現するトランスメタ製「LongRun2TM Technologies(以下:LongRun2)」のライセンスに関する契約を締結いたしました。NECエレクトロニクスは、今回のライセンスの取得により、今後90、65、45nm(ナノメートル)世代の半導体製品開発においてLongRun2を導入していきます。

トランジスタのリーク電流問題は、半導体技術の微細化が加速するにつれてますます深刻化しています。業界専門家は、半導体技術の微細化に伴うムーアの法則の根本的な課題の1つとして「リーク電流」を挙げています。リーク電流問題は、トランジスタの微細化が90nmを超えると共に、徐々に悪化することが予測されます。制御されない場合、リーク電流は総チップ電力を容易に圧迫し、低電力待機動作の妨げとなるおそれがあります。

LongRun2は、半導体技術微細と共に深刻化する半導体チップの温度上昇に対応するための、トランジスタからのリーク電流の問題を解決するソリューションです。LongRun2は、チップ電力や待機電力、バーンイン電力を低減し、チップ性能を改善する他、製造費を低減することによって、半導体デバイスを改善することが期待される革新的な技術です。LongRun2は、周波数と電圧をダイナミックに(1秒間に数百回)調節して消費電力を低減する機能を同種の技術で初めて備えたトランスメタの第1世代LongRun® Power Management Technologiesをベースに開発されています。LongRun2世代では、このアプローチがさらに拡張され、トランジスタのリーク電流をダイナミックに調節・制御することができます。このダイナミック制御は、チップ製造時にあらかじめ設定されていない実行時の条件変化(電圧や温度など)によるリーク電流を調節するうえで重要です。トランスメタは、2003年10月のEfficeonTMプロセッサ発表の際に、初めてLongRun2のデモンストレーションを実施しました。

NECエレクトロニクスは、かねてより低消費電力市場への取り組みとして、並列プロセッサやマルチゲート酸化膜厚・マルチしきい値電圧化などの技術開発を積極的に推進してきました。LongRun2はこれらの既存技術を補完するものであり、今回の提携は、NECエレクトロニクスの低消費電力化の分野における優位性を更に高めるものです。低消費電力化を必要とする分野は携帯電話機、ブロードバンド・ネットワーク、デジタル家電をはじめとして様々であり、NECエレクトロニクスはトランスメタとの協業を契機に、特にそれらの分野に対してより積極的な製品展開を行ってまいります。

NECエレクトロニクス社 副社長の橋本浩一は、「トランスメタは、パソコン市場向け低電力マイクロプロセッサの設計におけるリーダーとして認められています。当社は、LongRun2のライセンスを取得することにより、低消費電力が極めて重要となる市場向けに一層の製品ラインアップ強化を行い、ユーザーの要求に合った最先端の製品を提供していきたいと考えています。」と述べています。

トランスメタ社 社長兼最高経営責任者のマシュー R. ペリー(Matthew R. Perry)は「今回の協力関係により、半導体チップの低電力に向けたトランスメタの先駆的・革新的アプローチに対する重要な支持が得られました。この戦略的関係が今後長年にわたって両社に利益をもたらしてくれることを期待します。」と述べています。

NECエレクトロニクスとトランスメタは本日、東京都内にて共同記者会見を開催、NECエレクトロニクスがトランスメタ製LongRun2のライセンスを取得し、自社の半導体製品開発において、同技術を導入していくことを発表しました。また、両社は、長期的なパートナーシップ構築・強化に向けた第一歩として、NECエレクトロニクスが、2003年12月18日に価格決定されたトランスメタの公募普通株式を取得したことを正式に発表しました。

NECエレクトロニクス株式会社について
NECエレクトロニクス株式会社は2002年11月1日に、分社型会社分割によりNECより分離、独立した半導体専業企業です。汎用DRAMを除いたNECの半導体事業が独立したもので、従業員数は約24,000人、売上規模は年間約7,000億円(いずれも連結ベース)です。
NECエレクトロニクスは、@垂直統合型企業であるがゆえに有している最先端技術力と製品の高い信頼性、A自動車、携帯電話、デジタル家電などの分野におけるシステム知識とノウハウ、B全世界をカバーする販売網、の3つをコア・コンピタンスとしています。サーバーやブロードバンド機器などの先端ユーザーに「先端技術ソリューション」を提供する第一開発事業本部、自動車、携帯電話、デジタル家電などを開発するユーザーに「システムソリューション」を提供する第二開発事業本部、多様な製品群を必要とするユーザーに「プラットフォームソリューション」を提供する第三開発事業本部という3つの開発事業本部が、最先端独自技術を背景に顧客ニーズに応え、最適ソリューションを提供するビジネスパートナーを目指します。NECエレクトロニクスの詳細については、www.necel.comをご覧ください。

トランスメタ・コーポレーションについて
トランスメタ・コーポレーション(設立:1995年、本社:カリフォルニア州サンタクララ、NASDAQ:TMTA)は、低電力、高性能、低コスト、小型化を実現するx86互換のソフトウェアベースマイクロプロセッサを設計・開発・販売する株式上場企業です。トランスメタは2000年に初のプロセッサ「Crusoe®」を発表し、2003年10月には新たに「EfficeonTM」プロセッサを発表しました。これらの製品は、エネルギー効率や低発熱、x86ソフトウェアの互換性を必要とする様々なタイプのコンピュータプラットフォームに適した性能を持ちます。また、漏電制御や半導体およびコンピューティングデバイスの高まる電力効率に対応するパワー・マネジメント・テクノロジの開発にも力を注いでいます。詳細情報につきましては当社ウェブサイトをご利用下さい。(www.transmeta.com)または、(www.efficeon.co.jp)


以上

※Transmeta、Efficeon、LongRun、CrusoeはTransmeta Corporationの商標です。また、本リリースで言及された他の製品名やサービス名は全てそれぞれの所有者に属する商標です。


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その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご承知ください。



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