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第3世代携帯電話などのモバイル機器に最適な高速シリアルインターフェースを業界で初めて搭載したTFT液晶ドライバICの発売について
〜シリアルインターフェース仕様「Mobile CMADSTM」の標準化を推進〜


2004年2月23日

NECエレクトロニクス株式会社

「μPD161833M」「μPD161605M」
「μPD161833M」「μPD161605M」

NECエレクトロニクスはこのたび、高画質TFT液晶の回転ディスプレイの搭載を容易にするなど、第3世代携帯電話に最適な高速シリアルインターフェースを業界で初めて搭載したTFT液晶ドライバICを製品化し、本日よりサンプル出荷を開始いたしました。
新製品は、240×320画素(QVGA)の低温ポリシリコン(LTPS)用の「μPD161833M」および176×240画素(QCIF+)のアモルファスTFT用の「μPD161605M」の2品種であります。

新製品は、携帯電話の本体に搭載されデータ処理を行うベースバンドLSIやアプリケーションチップと、TFT液晶パネル部分に搭載される液晶ドライバICの間の高速データ伝送を可能にする、当社が独自に開発したシリアルインターフェース仕様「Mobile CMADSTM (Current Mode Advanced Differential Signaling)」に準じて製品化されたものであります。NECエレクトロニクスでは、新製品の発売に併せて、「Mobile CMADSTM」の仕様を、液晶部品メーカー、携帯電話メーカーなどに開示し、業界における標準化を推進いたします。

新製品は、@現在普及しているパラレル方式のデータ伝送を高速なシリアル伝送化する技術を開発したこと、A電圧の振幅を利用する方式ではなく、低電磁妨害(EMI)ノイズ、低消費電力が実現できる、電流でデータを伝送する方式を開発したこと、などにより実現されました。
これにより、現行のパラレルインターフェース方式に比べて、(1)データを伝送する信号配線数を18本から4本に削減でき、回路基板(フレキ基板)が大幅に簡素化できるため、本体と液晶画面部分の間の狭い接続部の配線設計を容易にすること、(2)EMIノイズを約1/10に低減すること、(3)高速伝送にもかかわらず同等の低消費電力化を実現すること、(4)データ送信側の信号出力回路を、アナログ回路を必要としない簡素なNChオープンドレイントランジスタで構成できるため、アプリケーションチップなどに容易に搭載すること、(5)データ送信側電源の低電圧化(1.5ボルト化など)を容易にすること、などが可能になります。
この技術を応用すれば、高度なサービスの大容量データを利用できる、多様なハードウェア形態の第3世代携帯やモバイル機器を容易に構築することが可能になります。

新製品のサンプル価格はそれぞれ600円となっており、量産時期および規模としては2004年8月より2品種合計で月産100万個を予定しております。

近年、携帯電話の分野においては、文字データに加え静止画像などの通信が可能となった2.5世代から、動画通信が可能な第3世代の時代に移り、今後は第3世代の携帯電話の爆発的な普及が予想されております。また、地上デジタル放送の開始など、提供されるサービスも急激に高度化しており、携帯電話で処理されるデータの量も急増しております。さらに、ユーザーの嗜好に合わせた電話機のデザインも多様化しており、液晶画面部分が本体に対して180度スライド回転するタイプや、液晶画面部が本体に対して二軸回転するタイプなども登場しております。
このような状況では、ディスプレイにも高性能化が求められ、ディプレイ部分と本体の間の狭い接続部分に毎秒45メガビットを越える大容量のデータを通す必要があります。狭い接続部分に大量のデータを送ろうとすると、従来技術の延長線においてはデータ伝送線を削減してパラレル配線からシリアル配線化を行うことになりますが、シリアル配線化を行うと消費電力が増大してしまう、EMIノイズが増大してしまう、などの問題がありました。
当社は、かねてより消費電力を抑えさらにEMIノイズを増大させないシリアルデータ転送技術の開発を推進してまいりましたが、昨年、独自の電流伝送技術を駆使することによって、小配線数、低EMIノイズ、低消費電力を実現する仕様「Mobile CMADSTM」を開発し、同技術を液晶ドライバICに展開することにより市場からのニーズに応えることを可能にしたものであります。

また、米国NVIDIA Corporation(エヌビディア・コーポレーション、最高経営責任者:ジェン・セン・フアン氏、本社:サンタクララ市、以下略称エヌビディア)が発売した「GoForceTM2150」、「GoForceTM3000」を含む、携帯電話向けの画像処理を行うグラフィックLSI「GoForceTMシリーズ」は「Mobile CMADSTM」に対応しており、これらの製品と今回の液晶ドライバICを組み合わせることにより、セットメーカーは容易にユーザー嗜好の機器を設計できることになります。

NECエレクトロニクスでは今後、多様なソリューションを実現するため、従来のパラレルインターフェースと「Mobile CMADSTM」インターフェースとの間のデータ変換を行う中継ICも開発するなど、製品ラインアップの強化を行い、「Mobile CMADSTM」の業界標準化を推進する計画であります。

新製品の主な仕様とエヌビディアの概要は別紙をご参照下さい。


以上


<< 関連リンク >>
・製品情報 : ディスプレイ・ドライバIC
μPD161833M
μPD161605M



<この発表に関するお客さまからの問い合わせ先>

NECエレクトロニクス
半導体ホットライン

電話:044-435-9494(直通)
e-mail: info@necel.com


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その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご承知ください。



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