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300ミリメートルシリコンウエハー対応の生産ラインの構築について
2003年11月6日

NECエレクトロニクス株式会社
山形日本電気株式会社


NECエレクトロニクス株式会社(社長:戸坂馨、本社:川崎市)および山形日本電気株式会社(社長:青山宏、本社:山形県鶴岡市、以下NEC山形)は、このたび、直径300ミリメートルシリコンウエハー対応の生産ラインをNEC山形の本社工場内に構築することを決定いたしました。

新生産ラインは、現在200ミリメートルウエハーで生産を行っているNEC山形の前工程工場内にある拡張用空きフロアへ、クリーンルーム設備および300ミリメートルウエハー対応の生産設備を導入して構築する予定であります。ライン完成時には、300ミリメートルウエハーを月産約4千枚処理することが可能となり、これは200ミリウエハー換算では月産約1万枚の処理能力に相当いたします。

新ラインでは、現在、需要が急増しつつある線幅130ナノメートル(注)プロセスの製品と、最先端の90ナノメートルプロセスを用いた製品の生産を行う予定であり、ライン構築に関する設備投資金額は約600億円を予定しております。ライン建設のスケジュールは、クリーンルームの工事を年内に開始し、その後、設備搬入、試運転、製品の試作・評価を経て、2004年中に顧客向けシステムLSIの量産投入を開始する予定であります。

NECエレクトロニクスが注力している携帯電話やデジタル家電分野では、電池駆動での長時間利用に適した低消費電力システムLSIへのニーズが高まっており、低消費電力化に適した先端の製造プロセスを用いた製品への需要が急増しております。NECエレクトロニクスでは、その需要増に速やかに対応する生産拠点として、130ナノメートルプロセスでの量産に実績があり、かつ、既存工場の建屋内にまとまった拡張用フロアが確保されているNEC山形内に、新ラインを構築することにしたものであります。

NEC山形の拡張用フロアには、当初、200ミリメートルウエハー対応の設備を導入する予定でしたが、300ミリメートルウエハー対応の生産設備の性能と完成度が上がって投資効率が大幅に改善されたこと、製品歩留りについても200ミリメートル対応ラインと同等の歩留りが達成できる技術的な目処が立ったこと、などの理由から導入設備を200ミリメートルから300ミリメートルへと切り替えることにいたしました。

システムLSI事業においては、顧客のシステム毎にLSIの設計を行う場合が多く、システムへの採用決定から、実際にLSIが出荷されるまでに年単位の時間がかかるケースが増えております。したがって、LSIの採用決定の状況に応じて段階的にタイミング良く設備投資を行えば、顧客のシステム製品の需要が立ち上がる時期に合わせて生産能力を用意することができ、高い設備稼働率を維持することによって生産コストを低減することが可能となります。

NECエレクトロニクスはシステムLSIの専業メーカーとして、顧客ニーズに応じた最適ソリューションの提供を目指していることから、設備投資についても顧客満足を常に意識して、LSIの採用状況に応じたタイムリーな投資の意思決定を行ってまいります。

NECエレクトロニクス、NEC山形および新生産ラインの概要は別紙をご参照ください。

以上

(注) ナノメートルは10億分の1メートル


ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご承知ください。



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