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NECエレクトロニクスが携帯電話向け音源LSI市場に参入
〜64和音を同時にならす音源LSIを発売〜


2003年8月5日

NECエレクトロニクス株式会社

「NECエレクトロニクスの携帯電話用音源LSI「μPD9990」」
「NECエレクトロニクスの携帯電話用音源LSI「μPD9990」」

NECエレクトロニクス(社長:戸坂馨、本社:川崎市)はこのたび、サラウンド機能を内蔵し、最大64音を同時に発音することを可能とした携帯電話用音源LSIを製品化し、「μPD9990」の名称で、今月7日よりサンプル出荷を開始することにいたしました。

このシステムLSIをステレオスピーカ搭載の携帯電話に採用することにより、カラオケボックスで用いられている128和音にかなり近い、表現力豊かなステレオ着信メロディを臨場感にあふれたサラウンド効果で再生することが可能になります。

新製品は、当社のアナログデジタル混載プロセス技術を駆使することに加え、音源については、株式会社フュートレック(社長:藤木英幸、本社:大阪市)と、サラウンド機能については、最先端の技術「DVX(DiMAGIC Virtualizer X)」()を有する株式会社ダイマジック(社長:浜田晴夫、本社:千代田区)と、それぞれ技術提携することにより実現したものであります。

新製品の量産時の単価は、10万個受注時で450円となっており、量産規模としては来年度より月産200万個を予定しております。

近年、携帯電話における着信メロディは携帯電話機のユーザーの好みに応じ多様化が進んでおります。当初の携帯電話は着信メロディとしてベルによる呼び出し音など限られた音を3〜4和音鳴らす機能に留まっておりましたが、最近では、オーケストラやオペラなどを鳴らすために40和音を超える音を再生させる機能を有した携帯電話も出現しております。また、着信メロディの用途も、電話の呼び出し音に加え、音楽配信、配信ゲームのバックグランドミュージックや効果音まで広がっており、音源LSI市場からは、より多くの和音に対応することに加え、サラウンドなどの機能を実現したLSIの早期製品化の実現が求められております。

NECエレクトロニクスは、このような市場ニーズに対応するため、かねてから音源LSIの開発を検討してまいりましたが、このほど、音源部分を(株)フュートレックと、そしてサラウンド機能を(株)ダイマジックと技術提携することにより、それぞれの優れた技術を取り込み、さらに当社のアナログデジタル混載技術を駆使することにより、競争力のある音源LSIを製品化することに成功いたしました。

新製品の特長は次の通りとなっております。
(1) 高音質で多彩なステレオ着信メロディを実現
  音色ROMに、再生する音色の音程により2種類の音色データを使い分けるDouble Wave Table方式を採用しており高音質を実現できる。また、完全独立な4つのMIDI入力ポートと1つの制御用ポート、最大4chのADPCM並列再生機能、ユーザーが登録可能な音色(UCS)機能を有しており、BGMと効果音や人の声等を自由に組み合わせた多彩なステレオ着信メロディを実現可能。さらに、カットオフ周波数、中心周波数、ゲイン値等が設定可能な4バンドデジタルパラメトリックイコライザを内蔵しており、任意の周波数特性の調整が可能となっている。
   
(2) 「DVX」技術と組み合わせることにより臨場感にあふれたサラウンド効果を実現
  (株)ダイマジックの「DVX」により携帯電話毎に設計されたサラウンド機能用係数を、内部の係数RAMに書き込むことで、携帯電話の近接したステレオスピーカから空間に飛び出す立体的な音響を実現でき、着信メロディ、音楽配信、携帯ゲームのBGMや効果音等がより臨場感にあふれる形で再生可能となっている。また、係数RAMをスピーカ用とヘッドフォン用の2組準備しており、使用状況に応じて切り替えもできる。
   
(3) ソフト開発工数を最大限に削減する専用APIソースコードを合わせて提供
  ユーザーのソフト開発工数を削減するため、SMF、SPM、MFMP等のメロディ配信フォーマットに対応する(MFiも対応可能)マルチフォーマットパーサ(フォーマット解釈プログラム)を含むAPI(アプリケーションプログラムインタフェース)のソースコードをLSIと合わせて提供する。
   
(4) 小型、薄型、低消費電力を実現し携帯電話用途に最適
  最新の0.15μmアナログ/デジタル混載プロセスを適応することにより、再生時の消費電流が50mAという低消費電力を実現している。また、外形寸法は、6mm四方、0.83mm厚と、小型も同時に実現しており、薄型で低消費電力を必要とする携帯電話用途に最適な製品となっている。


当社では新製品がユーザーの求めるソリューションを提供できる製品であると考えており、これらを必要とする市場に向けて積極的な販売活動を展開するとともに、今後も積極的な開発活動を続けることにしております。

新製品の主な仕様については別紙をご参照願います。
以上

(注)サラウンド用係数の設計には、別途(株)ダイマジックとの契約が必要となります。

<この発表に関するお客さまからの問い合わせ先>

NECエレクトロニクス
半導体ホットライン

電話:044-435-9494(直通)
e-mail: info@necel.com


ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご承知ください。




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