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■ECU仕様設計の段階でマイコン 実コードによるECU動作検証を可能に
現状の車両制御ソフト開発においては、仕様設計のフェーズでは、MATLAB/Simulink等を使用した状態遷移モデルでの確認は行われていても、ECUに実装するマイコン「実コード」による動作検証は行えません。これは、現状のソフト検証環境が、HILSなどのハードウエアにより行われているため、ECUの基板が試作された後でないと、ECUソフトの実行自体が出来ないためです。 ガイオの「VECU-G」 は、HILSの様なハードウエアを装置を一切使用せず、MATLAB/Simulinkにより設計される車両制御モデル(プラント)を利用して、マイコンの実コードをISS(Instructiuon Set Simulator)で実行する、仮想ECU検証環境です。この検証環境は一般に「SPILS」(Simulator-based Processor In the Loop Simulation)と呼ばれています。
■開発の上流で 実行時間を考慮したECU動作検証やソフトの詳細デバッグを可能に
現状のHILSによる開発では、MATLAB/Simulinkによる車両機構モデルは、HILS専用のハードウエア装置で実行されているため、組込みソフトデバッグで一般に行われる「ブレークポイント」や「ステップ実行」などの詳細デバッグ機能の利用は困難です。VECU-Gは、車両制御モデル全体をソフトウエアで実行する環境であるため、上記のような詳細デバッグ機能を完全に利用することが可能です。 ECUのソフトウエアは、クロスコンパイラでコード化され、ISSの上で実行されます。ガイオのISSは、一般のICEデバッガと同様なソースコードデバッグ機能を持っており、このデバッガに完全に時間同期して、MATLAB/Simulinkによる車両モデルを動作させる仕組みを持っています。
■HILSと共存し検証内容を補完するコストパフォーマンスのよい検証環境を実現
HILS環境は、装置自体が高額であるため、開発者の人数に対する必要台数の確保が難しいことがあります。また、ハードウエア装置であるため、故障やメンテナンスなど、維持のための費用も必要となります。 実ECUでしか検証が難しいクリティカルなタイミングテストのために、少数のHILS装置を残して、対応可能な検証領域をVECU-Gに置き換えることで、総合的に、コストを抑えたECUソフト検証環境を構築することが可能です。
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