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Volume 92 (2009/03/25)

エリーの取材日記(2) in バルセロナ:今話題の製品の中で活躍する半導体~携帯電話向けカメラ用画像処理LSI「CE143」


エリーの取材日記

Elly(エリー)

こんにちはエリーです。今回取り上げる半導体は、携帯電話でデジタル・スチル・カメラ並みの鮮明な映像を実現する画像処理システムLSI「CE143」です。

やってきました情熱の国、スペイン!って何で海外なの?しかも第2回目なのに!!
実は、2月16~19日にバルセロナで開催された世界最大規模の無線通信展示会MWC2009(Mobile World Congress)に出展している、携帯電話でデジタル・スチル・カメラ並みの鮮明な映像を実現する画像処理システムLSI「CE143」の取材に、はるばる日本からやってきたのです。決して観光旅行じゃないの!

情熱の国、スペイン


とはいってもアントニオ・ガウディの代表作、サグラダ・ファミリア教会やスペイン料理、有名なサッカーチーム、FCバルセロナなどバルセロナには魅力的なものが一杯!堪能したいのはヤマヤマだけど、今回の最大の目的、カメラ・エンジンが待っている展示会場に早速行ってみました。


展示会場入り口
展示会場入り口

会場では、世界各国から最新の携帯電話や通信機器やサービスが展示されています。あれもすごいこれもすごいと見とれているうち、「CE143」が待っているNECブースに到着!「CE143」の周りにはすでにたくさんの人、人。


NECブース
NECブース

しかもテレビの取材まで受ける大人気。


テレビ取材
テレビ取材

今回紹介する携帯電話向けカメラ用画像処理LSI「CE143」の最大の特長は、なんといっても携帯電話でもデジタル・スチル・カメラ並みの画像が実現できること。業界最高クラスの解像度1,200万画素の写真撮影や1,920×1,080のフルHD対応の動画撮影が可能なのです。1,200万画素!フルHD!しかも携帯電話で!聞いただけで鳥肌ものなのにそれだけでなく、手ぶれ防止や顔認識、笑顔検出も実現できます。


携帯電話向けカメラ用画像処理LSI「CE143」
携帯電話向けカメラ用画像処理LSI「CE143」


さらにWebマガジンでも紹介した1枚超解像技術のIPを搭載したことでデジタル・ズーム時のぼやけを改善し、鮮明な画像が可能になるなどデジタル・スチル・カメラに匹敵する機能が盛りだくさん。多くの機能がこの小さな半導体で実現できるなんてすごい!「CE143」にはレンズが付いていないので、CMOSセンサやレンズ駆動用モータを搭載したカメラ・モジュールを組み合わせて使用することになります(図1)。


ブロック図
ブロック図



その実力を早速デモで見せてもらうことにしました。といっても目の前にあるのは実際の携帯電話ではなく、評価用キットとして「CE143」が搭載された開発ボードとカメラ・モジュール、画像処理をコントロールするPC、画像モニタの組み合わせ。ちょっと大掛かりだけど、実際の携帯電話に搭載されるときの性能と同じとのこと。今回は笑顔の度合いを測定するデモだそうです。モニタに映し出された映像は普通のHD(1,280×720)動画ですが、それでも携帯電話のカメラと思えないくらいにきれい。カメラがとらえた説明員さんやお客さんの顔には四角い囲みが!笑顔度合いを測定するには横を向いてしまうとダメみたいですが、正面さえ向いていると奥の小さく写っている説明員さんでもリアルタイムにばっちり検出します。画面の左上には"SMILELEVEL xx%"と笑顔度合いの測定値が表示。一瞬ですが、スマイル100%が表示されました。











このほかに、デモとしてはもう1つ、最大5人の顔をリアルタイムに認識するというバージョンもありました。実際にこれらのデモを見たことで、あらためて「CE143」のすごさを実感しました。近い将来、「CE143」を搭載した携帯電話が店頭に並ぶ姿を想像するとワクワクします。

NECエレクトロニクスでは、LSIだけでなく、画像チューニングなどの開発サポートをパートナ各社と協力して行っています。その手厚いサポート体制があるので、とくかく忙しい開発者の方、チューニングで苦労されている開発者の方も安心して開発できます。

ますます進化する携帯電話。携帯電話できれいに撮れるカメラ機能があるとしたら、きっとそこには「CE143」が活躍していることでしょう。




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