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NECエレクトロニクスは、STN方式液晶ディスプレイ向けのLCDコントローラ/ドライバICでは、コマンド制御のコントローラ部分を内蔵した表示用ドライバを開発するなど、携帯電話の登場以来、一貫して小型液晶ディスプレイ用のドライバICの開発を進めてきました。それは、表示文字数の増加や高画質化、白黒の2階調表示から多階調化といった、顧客ニーズへのタイムリーな対応の歴史でもあります。
そしていま、携帯電話は第三世代となり、ディスプレイもさらに高精細、高画質化が進んでいます。主役となるのは動画やカラー表示に強いTFT液晶ディスプレイですが、それを駆動するためのドライバICにも、さらなる進化が求められています。最大のポイントは、いっそうの低消費電力の実現。NECエレクトロニクスでは、独自の低消費電力アンプ出力回路の開発により、この低消費電力化を可能にしてきました。また、0.35μm以下のサブミクロンハイブリッド(高電圧、低電圧混載)プロセスの採用により、高速、しかも表示データを記憶させておくRAMと呼ばれる回路など、多くの周辺回路を搭載したドライバICを開発しました。
そのひとつが、従来はソース・ドライバ、ゲート・ドライバ、電源の3チップにより構成されていたドライバICを、1チップにまとめたオールインワンタイプの「μPD161691」(図3)。それぞれの機能に分かれていたICをひとつに内蔵したうえに、全体でのパワー(消費電力)マネジメントを行い、低消費電力化を実現しました。
この「オールイン1チップ」ドライバICは、さらなる大画面化や、サブディスプレイへの対応など、今後も進化を続けていきます。ブロードバンド化による新たなコンテンツの充実が期待される新時代の携帯電話は、NECエレクトロニクスの液晶駆動技術が支えます。
※本ページに記載の社名、商品名は各社の商標または登録商標です。