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低飽和


一般の三端子レギュレータ(μPC7800Aシリーズ等)は,出力段にNPN型のトランジスタをダーリントン接続して使用しています。このため,動作に必要となる入出力間電圧差は,ダーリントン接続された出力段トランジスタのベース・エミッタ間電圧(0.7V×2=14V)より低くすることができません。低飽和タイプのレギュレータでは,出力段トランジスタにPNPトランジスタを使用することで,小さな入出力間電圧差で使用することが出来ます。


一般のレギュレータIC

y1-1.gif

低飽和タイプのレギュレータIC

y1-2.gif

三端子レギュレータの損失は,
Pd≒(VIN-VO)・IO
ですので,入出力間電圧差VIN-VOが小さいほど,損失つまり発熱が小さくなります。


低飽和タイプのレギュレータ使用上の注意点

  • 異常発振防止のため,出力に大きな容量のコンデンサが必要です。(47μF以上など)
  • 起動時などの低入力時に,比較的大きな回路動作電流が流れます。出力電圧の立ち上がりにこのピークが出てしまいますので,GNDに抵抗を挿入して出力電圧をシフトアップするアプリケーションは推奨しません。