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Javaの高速実行を実現する「V850」用加速機構の発売

2001年11月15日

日本電気株式会社

NEC(NECエレクトロンデバイス)はこのたび、NECの32ビットRISC型マイクロコンピュータ「V850シリーズ」で、組み込み用途のJavaTM(注1)アプリケーションを高速に実行するための加速機構「V850+JTM」の開発を完了し、NECのセルベースIC用IPマクロとして本日から販売を開始いたします。
「V850+JTM」を、低消費電力を大きな特長とする「V850シリーズ」と組み合わせることにより、バッテリ駆動機器において幅広いJavaアプリケーションの実行性能をマイコン単独の場合と比べ3〜5倍(性能向上はアプリケーションに依存)に向上させることが可能であります。

PCや携帯電話によるインターネット接続は現在では一般的となっており、今後はブロードバンドや無線ネットワークの普及とともに民生用途や産業用途などのあらゆる組み込み機器がネットワークに接続されるユビキタス・コンピューティング時代の到来が予想されております(注2)。
こうしたユビキタス・コンピューティングの実現のためには、ネットワークに接続されるあらゆる機器で動作可能なプログラミング言語が必要であります。このような背景から、特定のハードウェアやOSに依存しないこうした目的に適したプログラミング言語であるJavaの普及が期待されておりますが、そのためには、特に組み込み機器に対して高性能で低消費電力、かつ安価で実現できるJavaの実行環境が必要です。
「V850+JTM」は、このようなニーズに応えるべく商品化されたもので、次世代ネットワークに対応したセットラインナップの整備に大きく貢献するものであります。

「V850+JTM」はIPマクロの設計を完了しており、本マクロと「V850E」CPUコアを搭載したセルベースICの開発を複数の顧客向けのプロジェクトで進めております。今後は「V850シリーズ」の標準製品にも搭載を進めていく予定です。
なお、「V850+JTM」は、11月20日から開催される「MST2001Embedded Technology Conference and Exhibition」のNECブースにて、デモンストレーションを実施いたします。

NECは、今後も「V850シリーズ」のラインナップとして、ハイエンド展開には高性能を追求した「V850E」コアを採用した製品群を、ローエンド展開では、コンパクトな「V850ES」コアを採用した製品群を拡充し、さらに各種アプリケーション用途向けに内蔵周辺機能を最適化したASSP(Application Specific Standard Product)製品の展開にも努めていく所存です。また、「V850E」コアを内蔵したシステムLSI化を推進することにより、積極的なソリューションの提供を展開していきます。
NECのマイクロコンピュータに関するさらに詳しい情報についてはhttp://www.ic.nec.co.jp/micro/ をご覧下さい。

以上


(注1) Java
Sun Microsystems社が開発したプログラミング言語。C言語に似た表記法を採用しているが、完全なオブジェクト指向性を備え、またネットワーク環境下で利用されることを強く意識した仕様である。Javaで開発されたソフトウエアは、特定のOSやマイクロプロセッサに依存することなく、どのようなプラットフォームでも動作する。
(注2) ユビキタス・コンピューティング
いつでもどこでも簡単にコンピュータを操作でき、コンピュータの支援が得られるような環境を指す。コンピュータが現在のPCのような形態にとどまらず、その機能が家庭内やオフィスの様々な機器にも埋め込まれ、利用者はその存在を意識することなく、必要な情報を取り出し、処理し、送り出すことができるようになる。
Javaは米国及びその他の国におけるSun Microsystems社の商標です。
V850、V850シリーズ、V850+J、V850E、V850ESは日本電気株式会社の商標です。

<この発表に関するお客様からの問い合わせ先>

NECエレクトロンデバイス 半導体テクニカルホットライン

電 話 (044)435-9494(直通)
FAX (044)435-9608
E-mail info@lsi.nec.co.jp
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