大容量メモリを搭載したモバイル・アプリケーション向け低消費電力DSPの発売
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| 「μPD77213」 |
NEC(NECエレクトロンデバイス)はこのたび、モバイル・アプリケーション用途に最適な高速かつ低消費電力の16ビット・デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)「μPD77213」を開発し、本年9月からサンプル出荷を開始いたします。
新製品の主な特長は、
- 最先端の0.13μmプロセスを採用することにより、120MHzという高速動作を実現すると同時に、動作周波数1MHzあたりの消費電力を当社従来製品(μPD77115)の半分以下に抑えていること
- 携帯アプリケーションをターゲットとした汎用DSPとしては最大クラス(RAM134Kバイト、ROM384Kバイト)のメモリを搭載していること
- SDメモリーカード(注1)・インタフェースを搭載しており、著作権保護機能に対応したセットを容易に実現できること
などであります。
新製品の価格は、1万個受注時に1個1,500円となっており、生産規模としては、2002年1月以降、月産10万個以上を計画しております。
インターネットを使った音楽配信ビジネスが開始され、パソコンでダウンロードした音楽データを携帯オーディオ再生装置で持ち歩くスタイルが珍しくなくなってきております。また、最近では携帯オーディオ再生専用装置に限らず、携帯電話やPDAにも音楽再生機能が搭載されるケースがでてきております。
NECでは、これらの用途に対応するためにオーディオ再生に適したDSPを製品化し「μPD77115」の名称で昨年8月から販売しております。
携帯電話やPDAをはじめとするモバイル・アプリケーションは目覚ましい発展を遂げており、従来、音声通話あるいはテキスト・ベースの情報を中心に扱ってきたアプリケーションがオーディオ・データを取り扱うようになり、今後はブロードバンド・ネットワークと結びついて動画像データをもそのアプリケーション領域としてとらえる勢いにあります。そのため従来から各種メディア処理を行っているDSPには、いっそうの低消費電力化と高性能化が求められております。
このような市場要求の中でNECは、最先端プロセスを採用し高速高性能化と低消費電力化を押し進めた「μPD77213」を開発、製品化いたしました。
新製品の主な特長は次の通りであります。
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| 1. |
最先端の0.13μmプロセスにより高速動作と低消費電力を同時に実現 |
- 最大動作周波数を120MHzとし、当社従来製品「μPD77115」(75MHz動作)と比較して1.6倍の高速化を図り、オーディオ信号のデコード処理だけでなくエンコード処理も実現可能。
さらに、1.5Vという低電圧動作により、動作周波数1MHzあたりの消費電力を0.5mWとし、「μPD77115」(2.5V動作時1.25mW/MHz)と比較して半分以下の低消費電力化を実現。従って、MP3のデコード処理(ビットレート:128kbps、サンプリング周波数:44.1kHz)ならば平均約13mW、携帯電話の音声符号化処理(PSI−CELP)ならば平均約14mWで実行可能。
- 2.大容量メモリを内蔵
- RAMを134Kバイト、ROMを384Kバイトと、モバイル・アプリケーションを想定としたDSPとしては最大クラスのメモリを搭載。複数のアプリケーション・プログラムをROM内に格納し、またRAM部分では外部からダウンロードした追加機能などを実現することが可能。
- 3.周辺機能の拡充
- オーディオ・インタフェースに対応したシリアル・インタフェース、16ビット化したホスト・パラレル・インタフェース、DMAコントローラを搭載するなど、周辺機能を拡充しており、音声や動画像といった今後のモバイル・アプリケーションに不可欠な大容量データの取り扱いが容易である。
また、SDメモリーカード・インタフェースを内蔵しているため、著作権保護機能に対応したセットの構成を簡素化し、小型軽量化と低消費電力化を実現可能。
また、NECではあわせてDSP用のミドルウェア製品を取りそろえています。現在オーディオ・デコーダ用のミドルウェアとしてMP3およびAACを発売しており、Windows MediaTM Audio(注2)、ATRAC3(Adaptive TRansform Coding3)についても開発を行っております。さらにエンコーダ用のミドルウェアにつきましても準備すべく計画しております。
NECでは今後も低消費電力を武器にモバイル・アプリケーション領域をメイン・ターゲットとした汎用DSPおよびアプリケーション特化DSPを製品化していく計画であります。
なお、新製品の主な仕様につきましては、別紙をご参照ください。
以 上
| (注1) |
SD(Secure Digital)メモリーカード:
松下電器産業株式会社、SanDisk Corporation、株式会社東芝が共同開発した半導体メモリカード。高度な著作権保護機能を備えているため、インターネットなどで配信された音楽/画像データのストレージ媒体に適している。 |
| (注2) |
Windows、Windows MediaはMicrosoft Corporationの商標。この他、記載されている社名及び商品名は各社の商標または登録商標です。 |
<この発表に関するお客様からの問い合わせ先>
NECエレクトロンデバイス 半導体テクニカルホットライン
電話 044−435−9494(直通)
FAX 044−435−9608
E-Mail s-info@saed.tmg.nec.co.jp
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