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平成13年2月27日
日本電気株式会社

内蔵HDDを活用した多彩な映像再生を実現する次世代デジタルSTB用LSIを発売

[STB用システムLSI「μPD61130ファミリ」]
「STB用システムLSI「μPD61130ファミリ」」

NEC(NECエレクトロンデバイス)はこのたび、HDDとの接続機能、最大3系統のストリームの同時入力・処理機能、2系統のMPEG信号の同時伸長機能などを0.13μmプロセスにより世界で初めて1チップ化した次世代デジタルセット・トップ・ボックス(STB)用システムLSI「μPD61130ファミリ」を製品化し、本年3月からサンプル出荷を開始いたします。

新製品の主な特長は、以下の通りです。

(1) デジタル放送をSTB内蔵のHDDに記録するためのxTV仕様(英NDS社が提唱)に準拠した機能を内蔵しているため、PDR(Personal Digital Recoder)やホームサーバ等を容易に構成可能。
(2) 2番組分の動画を同時に処理できるMPEGビデオデコーダ、3系統の入力に対応できるマルチストリーム機能をHDD記録と組み合わせることにより、タイムシフト視聴と裏番組録画を同時に実行可能な多彩な録画・再生機能を有するSTBを実現可能。
(3) 225MIPSのCPUやグラフィクスアクセラレータを内蔵しており、Webブラウジングや次世代STB規格であるMHP等で採用されたJavaVMなどの新たなAPIをストレスなく実行可能。
(4) DVB規格、DirecTV規格、DVD規格等の多様な業界標準に準拠し、NDS社やIrdeto社の暗号解除回路をオプションで搭載。

新製品のサンプル価格は5,000円となっており、生産規模は本年秋以降、月産10万個を予定しております。

NECでは高性能CPUと高度なグラフィクス機能を1チップに集積した第1世代のSTB用システムLSI「μPD61030」やデジタルBS用HDTV・MPEGデコーダ、8PSKチャネルデコーダ、1チップMPEG2A/Vエンコーダファミリ、IEEE1394A/Vリンク・PHYファミリ等、デジタルAV分野にフォーカスし、業界で最先端クラスの製品展開を図っております。本製品は次世代のデジタルAVサービスに対応する新たなファミリー展開を図る上で、核となる位置付けとして製品化したものであります。

新製品の特長は、以下の通りです。

  1. HDD接続を意識した新機能を内蔵
    ATA接続HDD、2本のチューナ、外部IEEE1394回路等から最大3系統のストリームを同時処理可能であり、MPEGデコーダは2番組分の動画(MP@ML画質)を同時にデコード・表示できる。このため、従来1チップでは実現できなかった、タイムシフト、裏番組録画、特殊再生、ピクチャー・イン・ピクチャーで録画中の画面チェックなど多彩な機能を同時に実現。世界で最も進んだHDD内蔵型の次世代デジタル放送サービスの一つであるNDS社xTV仕様に準拠した1チップSTB用LSIは世界初。

  2. 1チップでWeb、Java対応のSTBを実現
    STB用システムLSIとして世界最高速レベル225MIPSの処理性能を持つ64ビットCPU「V4120A」を内蔵し、各種図形、色空間・サイズ変換演算が可能なグラフィクス描画高速化機構、JPEGなどの静止画デコード高速化機構やMP3デコード等を搭載しており、デジタルTV視聴に加えて、Webブラウザ搭載や、JavaMHP対応等の付加価値の高いセットを1チップで実現可能

  3. ブロードバンド用レジデントサーバにも対応可能
    外部ホストCPUを接続するPCIバス機能、高速ストリーム用の専用 I/Fポートを有しており、外部ホストCPUのスレーブA/Vプロセッサとして、超高性能システムへの適用も可能なスケーラブルなアーキテクチャとなっている。お客様のソフト設計資産を幅広い商品レンジで共有化でき、現在、開発コストの5割以上を占めると言われるソフト開発TAT・コストを削減できる。

  4. システムコストを削減可能
    STB構成に必要な各種周辺機能がチップに内蔵されているほか、ユニファイド・メモリ・アーキテクチャ(UMA)の採用で外付けDRAMをわずか1個でシステム構成が可能。また、CPUコアはMIPS16命令セットもサポートしており、命令コードサイズを4割程度削減できるため、外付フラッシュROMサイズが小さくなる等、トータルコスト削減が可能です。

  5. リファレンスボードと標準ドライバを提供
    リファレンスボードは、必要最低限機能を搭載して価格を抑えたソフトウェア(S/W)開発用ドータカードと、フル機能を搭載し拡張性も考慮したマザーシステムの2種類を用意。実績ある第1世代製品「μPD61030」のドライバAPIを拡張・強化した仕様を採用し、ドライバS/Wの早期提供とお客様の設計資産を有効活用可能とし、トータル開発TAT、コスト負担を低減します。

  6. 各地域のデジタル放送仕様準拠とグローバルな専任技術サポート体制
    当製品を専任サポートするテクニカル部隊を日本・欧州・北米の各地に配置し、各地域の主要デジタル放送に適合する様に仕様を最適化した結果、本製品は、欧州を中心に広く普及しているDVB、米国を中心に普及しているDirecTVの両規格に対応。さらにDVD処理に必要な処理回路を搭載しているほか、DVB標準デスクランブラとNDS社やIrdeto社の暗号解除回路(コンディショナル・アクセス)をファミリーオプションとして搭載。
    また放送の性質上、放送波の届く地域でのセットの応用開発・評価が必須であるが、この3拠点から直接アプリケーション、ソフトウェアのサポートを提供し、お客様の世界展開を強力に支援。

新製品の主な仕様は別紙をご参照ください

以 上


(注) 「V4120」はNECの商標です。
MIPS, MIPS16は米MIPS Technologies,Inc.の商標です。
その他記載されている会社名および商品名は各社の商標または登録商標です。

<この発表に関するお客様からのお問い合わせ先>

NECエレクトロンデバイス 半導体テクニカルホットライン

電話 : (044)435−9494(直通)
FAX : (044)548−9608
e-mail : s-info@saed.tmg.nec.co.jp




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