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平成13年2月9日
日本電気株式会社
関西日本電気株式会社

半導体新工場の竣工について


NEC(代表取締役社長:西垣浩司、本社:東京都港区)およびNEC関西(社長:奥野和雄、本社:滋賀県大津市)の両社は、パソコンや携帯電話の液晶ディスプレイを駆動する最重要部品である「液晶ドライバIC」の生産を目的とする半導体生産ラインをNEC関西の敷地内に建設してまいりましたが、本日竣工の運びとなりました。

新工場は、敷地内の既存建屋の活用や局所クリーン技術の採用などにより、逼迫している「LCDドライバIC」に対し建設リードタイムの大幅な短縮を図るとともに高い投資効率を実現した半導体生産ラインであります。新工場は、クリーンルーム面積4200m、現時点の生産能力は8インチ・ウェハ月産4千枚となっておりますが、本年3月末までに月産6千枚に引き上げる予定です。なお、新工場への投資金額は200億円であります。

ノートパソコンや液晶ディスプレイモニタ、および携帯電話の出荷台数の伸長とカラー表示化の進展により、「液晶ドライバIC」の需要が、一昨年春以降急増しております。

「液晶ドライバIC」は、高耐圧の半導体プロセス技術が必要なため供給メーカーが限定されております。また、今後の携帯電話によるインターネット利用の急増による大画面、カラー化の進展により、1台あたりの液晶ドライバICの使用数量の大幅な増加が見込まれております。

このような状況に対しNECは、北米、欧州、中国の海外3拠点で新たに自社生産を開始したほか、三洋電機株式会社や株式会社トーキンへの技術供与や生産委託などにより供給の拡大を図ってまいりました。

NECはこのたびの新工場建設を含む生産拡大により、液晶ドライバIC市場におけるシェアを現在の20%から30%に拡大することを目指してまいります。

新工場の主な特長は以下の通りとなっております。

  1. 既存建屋の活用と建屋・クリーンルーム・用力のパラレル施工などの工夫により、投資の意思決定から量産投入開始まで6.5ヶ月という短期間での工場立ち上げを実現。

  2. 上記に加えウェハキャリアのみをクリーンな環境に保ちクリーンルーム全体の清浄度を抑える局所クリーン化技術の採用、クリーンルームの床下(サブファブ)を活用した生産設備の稠密レイアウトによるフロア利用効率化などにより、建設コストを50%程度削減し、投資効率を向上。

  3. 上記局所クリーン化をはじめとする省エネ技術の採用や廃棄物ゼロ化など、地球環境に配慮したエコファクトリーの実現。

NECおよびNEC関西の両社は、新工場が地元の方々のご協力を賜りつつ、地域の一層の活性化に貢献することを期待しております。

なお、NEC関西ならびに新工場の概要は別紙をご参照下さい。

以 上


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