NECエレクトロニクス Topページ 検索

平成13年1月31日
日本電気株式会社

GPSを用いた位置検出サービスを携帯電話や携帯端末で容易に実現するチップセットの発売


NEC(NECエレクトロンデバイス)はこのたび、全地球測位システム(GPS)を活用した位置情報検出システム用の信号処理チップ「μPD77533」を米国スナップトラック社(社長:Steve Poizner、本社:カリフォルニア州サンノゼ市)からライセンスを受けて開発し、当社独自開発のRF/IFダウンコンバータ「μPB1007」とともに本年4月からサンプル出荷を開始致します。

位置情報検出チップセット(μPD77533、μPB1007)の特長
(1) 屋内やビルの谷間でも測位可能な高感度(−152dBm:目標)
(2) 3秒から6秒(目標)という短い測位時間
(3) 外付けのメモリを含めて90mAという低消費電流

「μPD77533」の価格は、1個1500円(5万個ロット時)、「μPB1007」の価格は、1個250円(5万個ロット時)となっております。また、量産規模としては、いずれも本年10月以降、月産20万個を計画しております。

近年、携帯電話、携帯情報端末(PDA)などの携帯機器への位置情報サービス導入が相次いで発表、開始されつつあります。こうした位置情報検出には、GPSが広く用いられておりますが、4個以上の衛星からの信号を受信し、その衛星自身の位置、それぞれの衛星と受信端末との距離を計算する必要があります。ところが携帯電話やPDAでは、ビルの谷間が多い都心や屋内といったGPS信号の受信が困難な場所で使用されるケースが多く想定され、端末も小型・軽量が求められることから、高度な位置検出サービスを手軽に実現する技術が求められておりました。
スナップトラック社は、GPS信号を受信してGPS衛星の情報を常時用意しておく位置測位サーバ(LS)をネットワーク上に設置し、GPS端末側の処理負荷を軽減しつつ、高精度かつ高感度の位置検出を短時間・ローコストで提供できる技術を実用化しております。NECでは、この技術に注目し、スナップトラック社と提携して同社の信号処理技術、LSとGPS端末の連携技術を組み込んだDSPベースの信号処理LSI「μPD77533」を製品化いたしました。
「μPB1007」は、GPS衛星から受信した高周波信号を信号処理が容易な低い周波数に変換するダウンコンバータICで、既存製品(μPB1005)に対し、プリアンプの内蔵、更なる低消費電力化を実現していることが主な特長であります。

本チップセットにより、携帯電話や携帯情報端末で容易に位置情報サービスを利用できるようになるため、緊急通報時の位置の特定、携帯電話の画面を利用した現在位置の地図・タウン情報表示、セールスマン・迷子・ペット等の位置情報、待ち合わせサポート、指定エリア割引通知サービス等、位置情報サービスの利用分野が格段に広がるものと期待しております。

新製品の主な特長は以下の通りです。

  1. 携帯機器への位置情報サービス付加が容易
    端末側の処理を、端末とGPS衛星との疑似距離の計算/LSへの送信に抑え、測位の手助けとなるGPS衛星の位置情報の計算や最終測位計算をLSで行うスナップトラック社の独自方式の採用により、 屋内やビルの谷間でも測位可能な高感度と(−151dBm)、3秒から8秒(GPS信号強度に依存)という短い測位時間を実現。

  2. 低消費電力
    外付け回路(低消費電力のモバイル機器用RAM「μPD4616112」)を含めて、消費電流90mA以下で端末側の回路を実現できる。
    なお、動作時の消費電流は、「μPD77533」が30mA、「μPB1007」が25mA。

  3. 小型プラスチックパッケージに搭載
    μPD77533 11mm角の108ピン・プラスチックBGA (Ball Grid Array)
    μPB1007 6mm角の36ピン・プラスチックQFN (Quad Flat Non Lead)

なお、新製品の主な仕様とスナップトラック社の概要は別紙をご参照下さい

以 上


<この発表に関するお客様からの問い合わせ先>

NECエレクトロンデバイス 半導体テクニカルホットライン

電話 : (044)435−9494(直通)
FAX : (044)435−9608
e-mail : s-info@saed.tmg.nec.co.jp




お問い合わせ サイトマップ ご利用にあたって