| 平成13年1月10日 |
| 日本電気株式会社 |
ブロードバンド&モバイル通信用半導体事業の強化について〜光半導体/マイクロ波半導体事業を分社化〜
NECは、「ブロードバンド・インターネット」と「モバイル・インターネット」を軸に、グローバルNo.1を目指す事業への集中を図っておりますが、今般、光半導体およびマイクロ波半導体事業を分社化し事業価値を高めることにより、NECグループの企業価値の最大化を図ってまいります。 光半導体、マイクロ波半導体はブロードバンド通信およびモバイル端末分野でのキーデバイスであり、現在、WDM(光波長多重分割)通信、携帯電話の送・受信、衛星放送受信向けなどに主に使用されております。 また、新会社の設立には本年4月施行予定の会社分割制度を利用し、分社型の新設分割(簡易分割)を行う予定であります。 光半導体およびマイクロ波半導体デバイスの研究・開発については、次世代デバイスの研究を担当する関西デバイス研究所を生産拠点であるNEC関西内に置く一方、関連する基盤デバイス技術研究を担当する部門を筑波研究所(つくば市)に設置しております。NECは、今回の分社化と連携する形で関西デバイス研究所に光半導体およびマイクロ波半導体デバイス研究・開発部門を統合することにより、市場の動きに即応できる研究・開発・生産体制の一層の強化を行う予定です。 NECでは、2005年度の市場規模は今年度の約2倍の約2兆円規模に達すると見込んでおりますが、これらの施策により今年度の当社の出荷高約1,000億円を2005年度には約3,000億円に拡大することを目指します。 NECは、光半導体、マイクロ波シリコン半導体およびマイクロ波ガリウム砒素化合物半導体の3つの主要な技術を保有する世界で唯一のメーカです。 今後、ブロードバンド化とモバイル化の進展に伴いこれらの分野は欧米を中心に高成長が見込まれておりますが、これに対応するためには、リソースの集中と俊敏な経営、世界的な技術者リソースの不足に対応するための独自のインセンティブによる優秀な技術者の確保、またM&Aによる技術や人材の確保などが必要と考えられます。このためには、NECの他の事業から独立した事業展開が効果的と考えられます。 今後、新会社は、独立した人事制度とストックオプションなどのインセンティブ制度を整備することにより、高い専門性が必要とされる同分野の技術者の確保を国内外で積極的に図ってまいります。また、分社化により企業価値を顕在化し、株式公開による資金を基にしたM&Aや提携により、不足するリソースを補完、拡大していく予定です。 具体的には、北米市場における販売、マーケティング、および顧客へのソリューション提供を担っているCEL社(California Eastern Laboratories)に対する増資の検討を開始します。また、顧客からの所要変動に柔軟に対応するための国内や台湾における戦略的ファンドリパートナーの選定やハイエンドの光半導体分野を中心に優れた技術を有しているベンチャー等への資本参加、M&A等の検討を行ってまいります。このような積極的なリソース拡大によりブロードバンドおよびモバイル分野における同事業の飛躍的な成長を狙ってまいります。
以 上
NECエレクトロンデバイス
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