| 平成12年12月11日 |
| 日本電気株式会社 |
世界に先駆けたシリコンゲルマニウム・トランジスタの量産を開始〜シリコンゲルマニウムで世界最高レベルの性能を実現〜
NEC(NECエレクトロンデバイス)はこのたび、シリコンゲルマニウム(SiGe)技術を用いた、高性能超高周波トランジスタ「2SC5761」を製品化し、本日からサンプル出荷を開始いたします。 新製品のサンプル価格は30円となっており、量産は平成13年4月から、月産250万個で開始する予定ですが、平成13年中には月産3000万個まで生産規模を拡大する計画であります。 新製品は、NECが独自に開発したSiGe−セルフ・アライン・プロセス「UHS2」(遮断周波数:fT=60GHz,最大発振周波数:fmax=60GHz)を採用しております。また、パッケージにおいても寄生成分を極小化し、高周波性能を最大限に発揮できる小型薄型パッケージに搭載し、小型化と高性能化を同時に実現しております。 これにより、シリコン・トランジスタでは1.0dBを切ることが困難であった雑音指数(NF)を0.9dBに抑え、電力利得(S21)については14.5dBと当社シリコン・トランジスタ比で2dB(1.6倍)向上させております。(周波数:f=2GHz、コレクタ・エミッタ間電圧:Vce=2V、コレクタ電流:Ic=3mA)。 近年のマルチメディア及び移動体通信市場は、益々その発展のスピードを早めております。今後立ち上がるW−CDMAなどの携帯端末では、より大容量のデータを高速に送信・受信・処理する必要があり、受信感度の向上が必須となっております。このため、これらの機器に搭載されるデバイスとしては、低消費電力、低雑音・低歪み特性が必要になります。これに応える新デバイスとして、通常のシリコンと同等コストで低雑音・低歪みを実現しうるSiGe技術を使ったバイポーラトランジスタが有望視されております。また、携帯端末に搭載される為、小型であることも必要となっております。 NECでは、このような市場のニーズに応えるべく、かねてからSiGeを使ったデバイスの研究を進めております。特に、平成11年からNEC山形(本社:山形県山形市、社長:青山宏)鶴岡東工場(山形県鶴岡市)にSiGeデバイスの開発部門を設置するとともに量産ラインを構築し研究・開発から量産までの一貫体制を敷くことにより、製品の早期市場投入を実現しました。 NECは、このSiGeトランジスタが、今後ますます市場拡大が期待されるマルチメディア及び移動体通信システム等における高周波ブロックのキーデバイスと考えております。今後、本技術を基盤に更なる商品ラインアップの拡充を図り、多様な市場のご要望に応えて参ります。 なお、新製品の主な仕様は別紙をご参照下さい。 以 上
NECエレクトロンデバイス 半導体テクニカルホットライン 電話:(044)435−9494(直通) FAX:(044)435−9608 E-Mail : s-info@saed.tmg.nec.co.jp
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