システムLSI用プロトタイピング・システム「COREBESTTM」の発売について
〜高速なRTL検証環境を低価格で実現〜
NEC(NECエレクトロンデバイス)は、このたび、システムLSI用プロトタイピング・システム「COREBESTTM」を開発し、お客様への提供を開始いたします。
「COREBESTTM」は、システムLSI開発の初期段階における設計・生産性を高め、IPコアベースのシステムLSIの開発期間短縮と応用製品の早期市場投入を実現します。
- 【開発の背景】
近年、モバイル、デジタル家電、インターネット機器を始めとした高成長分野では、高機能化、小型化に加え、使いやすさを強調した様々な製品が要求されています。このためお客様においては、CPUコアを内蔵したシステム・オン・チップ化により、多様な製品開発と開発サイクルの短縮が図られていますが、システムLSIの大規模化・複雑化にともなう設計期間の長期化が重要な課題となっています。
この様な市場ニーズを反映し、当社は短期間で確実なシステムLSI設計と応用製品開発を強力に推進するツールとして、HWとSWによる協調検証が可能なプロトタイピング・システム「COREBESTTM」を開発いたしました。
- 【システムの構成】
「COREBESTTM」は次の3つのボードで構成されます。
- COREBEST−CPU−NB85ET
32ビットRISC CPUコアNB85ETを搭載したCPUボード
- COREBEST−BASE
CPUボードとFPGAボードを接続するコネクタを装備し、PCIブリッジ、LANコントローラを搭載するボード
- COREBEST−FPGAAL
Altera®社APEX20K/EシリーズFPGAを最大2ヶ搭載したFPGAボード
- 【システムの特長】
- 高速な検証が可能なこと
シリコンで検証済みのCPUコアをチップに搭載し、未検証の回路をFPGA チップでRTL(レジスタ・トランスファー・レベル)検証することにより、シミュレータ比1000倍以上の高速化を実現します。
- 低価格であること
価格・性能比が最適になるように配慮し、検証済みIPをシリコン化。
また、市場に流通する部品を採用することで価格を抑えています。
- 使いやすいこと
従来からマイコンSW開発環境として利用されているJTAGI/Fのインサーキット・エミュレータおよび標準的なデバッガにより、特別なセットアップなしに利用できます。またオプションでRTOS(リアルタイムOSも利用できます。
- 【用途】
システムLSI開発における初期工程からの検証に適します。
- CPUコア内蔵のシステムLSI用プロトタイピング・ツール
- IPコア、お客様定義回路(UDL:User Defined Logic)検証ツール
- 【販売計画等】
平成13年1月よりサンプル価格1,500,000円(3種類のボードで構成)にて販売を開始します。
今後5年間で、200セットの販売を目指します。
- 【今後の計画等】
今後、ボード種類として高速32ビットRISC CPUコアNU85E、64ビットRISC CPUコアVR4120を搭載したCPUボードを製品化し、FPGAボードに搭載するFPGAの大容量化も行い、製品の充実を図ります。
また、FPGAデータを生成するフロー(論理合成ツール、配置配線ツール、FPGAのピンアサインメント等)を自動化するGUIツールを提供してまいります。
さらに、応用分野ごとの最適なコア・IPの展開を図り、多様な市場ニーズに対応する分野別プラットホーム化を推進します。
- 【MST2000展示】
「COREBESTTM」で適用した事例を、来るMST2000(東京ビッグサイト、11月15日より11月17日開催)に展示させて頂きます。
なお、各ボードの特長と主な仕様については、別紙をご参照下さい。
- CPUボード(COREBEST−CPU−NB85ET)
- BASEボード(COREBEST−BASE)
- FPGAボード(COREBEST−FPGAAL)
関連資料 : 「COREBESTTMのご紹介」(PDF:144Kbytes)
以 上
- COREBESTは、日本電気株式会社の商標です。
- 本資料に記載されている会社名・製品名は、各社の登録商標または商標です。
<この発表に関するお客さまからの問い合わせ先>
NECエレクトロンデバイス
半導体テクニカルホットライン
電話 : 044−435−9494(直通)
FAX : 044−435−9608
E-mail : s-info@saed.tmg.nec.co.jp
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