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平成12年4月11日
日本電気株式会社

半導体新工場の建設について


NEC(NECエレクトロンデバイス)およびNEC関西(社長:中野富雄、本社:滋賀県大津市)の両社はこのたび、350億円を投じ半導体の新工場を建設することを決定いたしました。

新工場は、NEC関西の敷地内にクリーンルーム面積4200m2の規模で、パソコンや携帯電話の液晶ディスプレイを駆動する最重要部品である「液晶ドライバIC」の生産を目的として建設されるものであります。新工場の生産能力は8インチウエハで月産1万1千枚であり、今月から工事に着手し竣工は本年7月、試験生産開始は本年10月、量産開始は2000年11月をそれぞれ予定しております。

半導体市場は、IT化の進展で堅調な伸びが続くパソコンや、出荷台数が年鑑億台ずつ増加すると見込まれる携帯電話などに牽引され、1999年は20%近い伸長となり、2000年以降も年率15%程度の高い市場成長が予想されております。

現在、システムLSIや個別半導体など多くの半導体の需給が逼迫しておりますが、この中でも特に、ノートパソコンや液晶ディスプレイモニタ、および携帯電話の爆発的な出荷台数の伸長により需要が急増しております液晶パネル用の「液晶ドライバIC」の需給が昨年春以降、極めてタイトな状況にあります。

このような状況に対しNECは、北米、欧州、中国の海外3拠点で新たに自社生産を開始するほか、三洋電機株式会社や株式会社トーキンへの技術供与や生産委託などにより供給の拡大を図ってまいりました。

「液晶ドライバIC」は、高耐圧の半導体プロセス技術が必要なため供給メーカーが限定されており、また、今後の携帯電話によるインターネット利用の急増による大画面、カラー化の進展により、1台あたりの液晶ドライバICの使用数量が大幅に増加することから、需給逼迫はしばらく継続するものと見ております。

NECではこのような状況の下、新工場の建設を検討してまいりましたが、

(1) NEC関西が、開発から生産にいたる液晶ドライバICの豊富な技術リソースを有しており、半年という非常に短期間での立ち上げが可能であること、
(2) 拡散からバンプ・組み立てまでの一貫生産が可能であること、などの理由により、このたびNEC関西に新工場を建設することを決定したものであります。

NECはこのたびの新工場建設により、液晶ドライバIC市場におけるシェアを現在の20%から30%に拡大することを目指してまいります。

NECは、世界的な半導体の需要増加に対応するべく、今回のNEC関西での新工場建設に引き続き、今後とも積極的な投資を継続してまいります。

なお、NEC関西および新工場の概要については別紙をご参照ください。

以 上


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