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パソコンで扱うデータが、文字からレイアウト情報などを伴ったドキュメント、デジタル・カメラで撮ったデジタル写真などと大きな容量のものになっていくのに従い、データを保存し持ち運ぶための記録メディアもフロッピィ・ディスクからMO(光磁気ディスク)、そして記録型CDへと大容量化してきました。最近では、ビデオ取り込み環境の普及などによって、さらに大きなデータ量の動画をパソコンで扱う人が増えており、記録メディアの主役は記録型DVDに移っています。最近では、書き込みに青色レーザを試用した、更に大容量のフォーマットが普及しようとしています。
この記録型DVDにデータを書き込むための周辺機器が記録型DVDドライブです。記録の方式としてDVD-R/RW、DVD-RAM、DVD+R/RWと、複数の規格が存在していますが、一般に「スーパーマルチドライブ」と呼ばれる、複数規格に対応したドライブの低価格化が急速に進展。パソコンはもちろん、今や日本ではすっかり成熟市場となったAV機器「DVDレコーダ」に搭載されることにより、ドライブの出荷台数は増加の一途をたどっています。今や、記録型DVDドライブは、パソコンに標準搭載の光学ドライブともいえる存在です。
エンドユーザが記録型DVDドライブに求めることは下記に集約されます。
・コスト・パフォーマンスの向上
・複数の記録方式に対応するマルチ化
・書き込みに必要な時間を短縮するための高速化
ドライブのコスト・パフォーマンス向上に向けたアプローチの1つは、製品に使われている半導体を統合し、搭載数を減らすことです。NECエレクトロニクスは、こうした対応を早くから実施。また、ロジックの最適化を地道に継続し、チップ数の削減や周辺部品の取り込みなど、コスト・パフォーマンスのさらなる向上に貢献し続けています。
また、マルチ化に対しても、複数方式の読み書きを可能にするLSIをいち早く市場投入し、現在もこの分野で大きなシェアを誇っています。高速化についても、全ての規格で16倍速書き込みをいち早くサポート、更に1/32Tという高い分解能で安定した書き込みを実現し、高品質/高性能を維持しながら今後も市場をリードしていきます。
多機能という点では、バッテリーで駆動するモバイル機器向けドライブをターゲットとした低消費電力化、DVDレコーダ向けドライブにご採用いただくため著作権保護機能の付加、PCストレージ向けの新インタフェースであるSerial-ATAへの対応と、あらゆるドライブに対応いたします。
特にコストパフォーマンスの点では、従来、RFとDSPの2つのLSIを1つのパッケージに取り込みと同時に周辺部品点数を約30点内蔵し、簡易なシステム構築に貢献します。
また、廉価なDVDレコーダにご採用いただけるよう、EMMArchtectureによるMPEGエンコード/デコード処理を取り込んだ製品についても、取り組んでいます。
もちろんこれらの半導体は、環境に優しい装置を設計されるお客様のために、鉛フリー対応いたします。
下記は、記録型DVDドライブ向け主要半導体のロードマップです
今後も、青色レーザ書き込みなど次世代大容量ドライブへの対応など、業界をリードし続けるとともに、記録型DVDドライブを構成するすべての半導体を提供できる商品力を、いっそう高めていきます。