マイコン(V850ES/HE2)のハードウェアとして、エッジ検出機能そのものは500ns(アナログ・ノイズ除去)または3サンプル周期+20(デジタル・ノイズ除去)以上の幅があれば可能です。
しかし、割り込み要求が発生してから、その割り込みが受け付けられるまでに次の割り込みが発生した場合にはその割り込み要求は無視されてしまいます。これは、割り込み要求フラグは1ビットの情報しか保持できないためです。
つまり、割り込みの間隔として必要な時間は、個々のアプリケーション・システム及びプログラムにより異なります。アプリケーションとして、割り込み要求を受け付けられない時間の最悪値を見積もって下さい。割り込みを受け付けられない時間としては、以下の内容を考慮する必要があります。
- マイコンが割り込み禁止状態にある時間
- マイコンは割り込み許可状態であるが、より優先度の高い割り込みを処理している時間
- 割り込みを保留するような命令の実行
- 割り込み要求を認識してから受け付けるまでの時間
- DMAやバスリクエストによりCPUが命令の実行ができない時間
コーヒー・ブレイク
基本的に、割り込みは命令と命令の区切り目で受け付けられます。このため、実行時間の長い命令を実行している間には割り込みは受け付けられません。つまり、十数クロックもかかるような命令(通常は除算命令)の実行開始直後に発生した割り込み要求はその期間は待たされてしまいます。ところが、32ビットRISCマイコンのV850では、割り込み要求が発生すると実行中の除算命令の実行を中断して、割り込み要求を受け付けることで、割り込みへの応答時間を短くするような工夫がなされています。中断された除算命令は割り込みから復帰後に再度(最初から)実行されます。
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(2006/08)