ファミリ製品である144ピンのV850ES/JJ2では
CS信号がサポートされていますが、100ピンのV850ES/JG2は端子数が少ないために
CS信号はサポートされておりません。基本的には、使用するマイコンをV850ES/JJ2に変更するか、V850ES/JG2の外部にアドレス・デコーダを追加して、必要な
CS信号を発生させることになります。
外部に接続するデバイスがメモリとASICが各々1個だけの場合には、アドレス・デコーダを使用しなくても接続することも可能です。例えば、下記の例のようにメモリ・ブロック1の2Mバイトをメモリの接続用に使用し、メモリ・ブロック2の4Mバイトの下位2Mバイト(00400000H〜005FFFFFH)をASICの接続に使用することを考えます。
この場合には、A21を
CS信号として流用できます。上記の例でみると、メモリの場合にはA21は"1"に、ASICの場合にはA21は"0"になっています。つまり、
| A21 | は | ASICの | CS信号 |
| | | メモリの | CS信号 |
となります。もし、メモリのチップ・セレクトがアクティブ・ロウである必要があれば接続を逆にする(この場合にはASICのチップ・セレクトがアクティブ・ハイの必要がある)ことで対応できます。
メモリとASICが共にアクティブ・ロウでチップ・セレクトされる場合には、メモリ・ブロック1に接続するデバイスではA21を反転させてください。
もし、メモリやASICで必要な容量がそれぞれ1Mバイト以下で十分ならば、A20も
CS信号として利用することが考えられます。下図にその場合のメモリ・マップを示します。ここで、メモリとASICは以下のように割り付けることになります。
| メモリ | 00200000H〜002FFFFFH | (A20=0,A21=1) |
| ASIC | 00500000H〜005FFFFFH | (A20=1,A21=0) |
このように異なるアドレス信号を
CS信号として使用する場合には、アクセスするアドレスに注意が必要です。

の領域は絶対にアクセスしないでください(これ以外にも
A20=0,A21=0となるアドレスは使えません)。
(2007/12)