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目次

    
FAQ-ID = timer-nnnn
0001: トリガ・パルス幅
0201: uPC1555: 単安定発振回路のt=1.1・R1・C1の係数の意味
0202: 無安定発振回路のt1=0.693・C1・(R1+R2)の係数の意味
0002: uPD5555: 電源投入時の出力
0003: uPD5555: 発振周波数の微調整
0101: uPD5555のuPC1555による置き換え
0301: トリガとリセットの同時入力
0303: リトリガ動作
0305: 出力パルスの実際値と理論式の相違の理由
0306: 内部基準電圧
0307: コントロール端子の電圧範囲
0308: コントロール端子のコンデンサの目的
timer
-0001
トリガ・パルス幅
Q1
uPC1555のデータ・シートの「応用回路」で、「注8.トリガ・パルス幅は、出力パルス幅よりも短く設定してください。」という記述がありますが、トリガ・パルス幅が出力パルス幅より長い場合はどうなりますか。
A1
uPC1555でも、uPD5555でも、タイマとしては機能しません。入力パルスと同じ出力が出るなど、正常に動作しなくなります。
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timer
-0201
uPC1555: 単安定発振回路のt=1.1・R1・C1の係数の意味
Q1
uPC1555のデータシートに単安定発振回路の例が記述されており、"出力パルス幅(遅延時間)の論理式は、t=1.1・C1・R1 で求められます"と記述されていますが、この係数1.1はどのように求めたものでしょうか?
A1
理論式については、コンデンサ放電時端子電圧が0V,スレッシュホールド端子入力電圧2/3Vccで反転動作という理想的な条件で計算されたものになります。
トリガ端子にロウ・レベルが入力され、内部ラッチが反転してディスチャージ端子がオフになり、コンデンサの充電電圧が上昇します。そして、2/3Vccになると、スレッシュホールド端子から内部ラッチを反転し、ディスチャージ端子がオンの初めの状態に戻るという単安定動作を行ないます。
ここで、コンデンサ端子電圧=(1-exp(-t/C1・R1))Vcc* が2/3Vccになるのは、
1-exp(-t/C1・R1)=2/3
exp(-t/C1・R1)=1/3
t/C1・R1=ln3=1.09861...≒1.1
t=1.1・C1・R1  と計算されます。

*注意:この式はFAQの予備知識の時定数をご参照ください。


(2006/11)

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(2006/11)

timer
-0202
無安定発振回路のt1=0.693・C1・(R1+R2)の係数の意味
Q1
uPC1555やuPD5555のデータシートに無安定発振回路の例が記述されており、"出力電圧が"H"のときの充電時間は、t1=0.693・(R1+R2)・C1"と記述されていますが、この係数0.693はどのように求めたものでしょうか?
A1
uPC1555の無安定発振回路の場合を例に取り説明します。
理論式については、コンデンサC1がチャージとディスチャージを、トリガ端子入力電圧1/3Vccとスレッシュホールド端子入力電圧2/3Vccの間で、繰り返すことによって、アウトプット端子を反転動作させるという理想的な条件で計算されたものになります。
トリガ端子に1/3Vcc以下の状態で、内部ラッチが反転しディスチャージ端子がオフになり、コンデンサC1の充電電圧が上昇します。2/3Vccになるとスレッシュホールド端子から内部ラッチを反転しディスチャージ端子がオンになり、コンデンサC1の充電電圧が下降します。1/3Vccになると、内部ラッチが反転しディスチャージ端子がオフになり、コンデンサC1の充電電圧が上昇します。これを繰り返して、無安定発振動作を行ないます。
データシートの図4に示す応用回路例について、充放電時間を求めると以下のようになります。

<充電時>
充電時間は下図3のt3からt4に達する時間ですので、t3とt4を求め、(t4- t3)が充電時間になります。
コンデンサC1の端子電圧(即ち6pin電圧)をVcとし、充電供給電圧をVsとすると、
時定数の式*より、下式のようになります。
   Vc=Vs{1-exp(-t/CR)}   -----@
まず、上式@にt= t3, Vc=1/3Vcc, Vs=Vcc, R=R1+R2, C= C1を代入し、コンデンサの両端子間の電位差が0Vから1/3Vccになるまでの時間t3は、
   1/3Vcc=Vcc{1-exp(-t3/((R1+R2)・C1))}
1-exp(-t3/((R1+R2)・C1))=1/3
exp(-t3/((R1+R2)・C1))=2/3
t3/(R1+R2)・C1=ln(3/2)=0.405
からt3=0.405・(R1+R2)・C1と計算されます。

次に、上式@にt= t4, Vc=2/3Vcc, Vs=Vcc, R=R1+R2, C= C1を代入し、コンデンサの両端子間の電位差が0Vから2/3Vccになるまでの時間t4は、
   2/3Vcc=Vcc{1-exp(-t4/((R1+R2)・C1))}
1-exp(-t4/((R1+R2)・C1))=2/3
exp(-t4/((R1+R2)・C1))=1/3
t4/(R1+R2)・C1=ln3=1.098
からt4=1.098・(R1+R2)・C1と計算されます。

そして、コンデンサ端子電圧=(1-exp(-t1/((R1+R2)・C1)))Vcc* が、すでに
1/3Vccの電荷に充電されている状態から、2/3Vccにチャージするまでの時間t1
は、t1=t4-t3ですので、
t1=1.098・(R1+R2)・C1-0.405・(R1+R2)・C1=0.693・(R1+R2)・C1
になります。

このようにして、係数0.693が計算されます。

<放電時>
放電時は、C1からR2を経由して放電電流が流れますので、R= R2と置いて
放電時間t2を同様に求めると、下式となります。
   t2=0.693・ C1・ R2  -----B

従いまして発振周期Tは、充電時間t1と放電時間t2の和となりますので、
AB式より下式となります。
   T= t1+ t2=0.693・ C1・( R1+2 R2)  -----C

*注意:この式はFAQの設計>予備知識の時定数の項をご参照下さい。




(2006/11)

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(2006/11)

timer
-0002
uPD5555: 電源投入時の出力
Q1
uPD5555を使っています。電源を投入した時に出力が出る場合と出ない場合がありますがなぜでしょう。
A1
内部にインバータ2段を正帰還して作ったフリップフロップがあります。
このフリップフロップは電源を入れたときの状態は不定です。
このフリップフロップがトリガ状態にあると出力が出てしまいます。
対策:
 電源投入時にリセット端子をロウ・レベルに保持すればフリップフロップをリセット出来ます。
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timer
-0003
uPD5555: 発振周波数の微調整
Q1
uPD5555の発振周波数の微調整をしたいのでコントロール端子に抵抗をつないでいます。この使い方で問題ありませんか?
A1
可能ですが、次の点にご注意ください。
1)この端子を操作するとトリガ電圧も変化します。
2)この端子へ供給する電圧には制限があります。
  電圧範囲はデータ・シートでご確認ください。
3)この端子は入力端子ではございません。
  約200KΩの抵抗を 3本用いて電圧を作っています。
  端子のインピーダンス (130KΩ程度) にご留意ください。
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timer
-0101
uPD5555のuPC1555による置き換え
Q1
タイマーIC:uPD5555(CMOS)を同じピン配置のタイマーIC:uPC1555(バイポーラ)で置き換えることは可能ですか?
A1
機能は同じですが電気的特性上でバイポーラ特有の違いがあります。
ご使用に際してはデータシート記載の注意事項をご確認のうえで十分なご評価をしてください。

(2005/12)

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(2005/12)

timer
-0301
トリガとリセットの同時入力
Q1
トリガとリセットが同時に入ってもICの故障等につながることはありませんか?
A1
問題ありません。同時の場合は、リセットが優先される構造となっております。

(2007/07)

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(2007/07)

timer
-0303
リトリガ動作
Q1
単安定発振回路構成で、ハイ・レベルのパルス出力中にトリガが再度入った場合、リトリガ動作を行いますか?
A1
リトリガ動作は行いません。

(2007/07)

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(2007/07)

timer
-0305
出力パルスの実際値と理論式の相違の理由
Q1
データシート記載の出力パルス幅や発振周波数の理論式と実際の値が異なることがありますが、原因は?
A1
前項でも示しますように、理論式は、使用するコンデンサその他を理想的なものとし、スレッショルド電圧もTYP値(2/3VDD)を用い、また、伝達遅延時間についても考慮されていないものです。従って、計算式で求められる値は目安の値ですので、出力パルス幅の精度が要求される場合には、個々に実測データを取りご確認のうえR,Cの値を決定することを(場合によっては半固定素子の選択も)お勧めいたします。
理論式と実際の値が乖離する主な要因としては、以下があります。
  • ICの伝達遅延時間の影響:特に高速パルスの場合
  • スレッショルド電圧のバラツキ:スレッショルド電圧は内部分圧抵抗により設定されており、抵抗値の相対誤差程度のバラツキを持ちます。
  • コンデンサの漏れ電流の影響:特に長い時間のパルス設定の場合、使用するコンデンサによっては、漏れ電流の影響で、実際のパルス幅が理論値より大きく出る場合があります。

(2007/07)

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(2007/07)

timer
-0306
内部基準電圧
Q1
内部基準電圧はどのように作成されていますか?
A1
図のように、抵抗分割によりコントロール電圧とトリガ部基準電圧を得ています。
抵抗の値は、uPD5555,uPD5556では200kΩ×3個で、相対精度は2〜3%程度(参考値)です。


(2007/07)

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(2007/07)

timer
-0307
コントロール端子の電圧範囲
Q1
コントロール端子に外部電圧を印加する場合の電圧範囲は?
A1
コントロール端子への印加電圧は、データシート記載の値:2V〜4V(at VDD=5V)の範囲内でご使用下さい。

(2007/07)

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(2007/07)

timer
-0308
コントロール端子のコンデンサの目的
Q1
コントロール端子に接続するコンデンサの役目は?
A1
外来ノイズによる誤動作を防止するためです。
なお、安定性を考えると、電源端子に接続するコンデンサが重要ですので、電源−GND間には必ずコンデンサを入れて下さい。

(2007/07)

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(2007/07)









































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