この回路は、入力信号に多少のノイズが含まれていても、出力に影響しないことを特徴としています。現在の入力条件だけでなく、過去の入力条件も出力に影響することを
ヒステリシスと呼びます。
【動作】
OUTPUTとVrefの電位差をR
2、R
1で分割して+入力端子に正帰還することで、しきい値電圧にヒステリシスを与えることができます。これによって、ヒステリシス幅以内の電圧のノイズを除去できます。
具体的な動作としてINPUTが十分に低い状態から電圧が上昇した場合(@)、 OUTPUTはハイレベルを出力するため、 R
1には正の電圧降下(R
1の「VREF端子につながる端子」より「+入力端子につながる端子」の方が高い電位)が生じ+入力端子の電圧はVTH(High)となり、INPUTがこの電圧に達するまではこの状態を保ちます。INPUT がVTH(High) を越えた瞬間(A)、OUTPUTはロウレベルとなり、同時にR
1の電圧降下は負(R
1の「VREF端子につながる端子」より「+端子につながる端子」の方が低い電位)となり+入力端子の電圧はVTH (Low)となります。この後INPUTを上昇させてもOUTPUTはロウレベルのままです(B)。次に、 INPUTを徐々に下げた場合、 INPUT= VTH (Low)に至るまでOUTPUTはロウレベルを保ちます(C)が、 VTH (Low)以下になる(D)と再びOUTPUTはハイに反転し最初の状態に戻ります。
(2008/02)