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製品の低コスト化、ライフサイクルがますます短くなるなかで、お客様にとってコスト削減や開発期間の短縮などさらなる競争力の向上が求められています。NECエレクトロニクスでは2004年11月に8ビットマイコンにおいて全てのラインナップをフラッシュ品のみで対応することを宣言し、「78K0S/Kx1+」及び「78K0/Kx2」をリリースしました。今回、フラッシュマイコンがお客様の開発TAT短縮、在庫リスク低減、生産効率化などビジネス革新に貢献することを改めてご理解して頂けるよう「All Flash Innovation Seminar」を開催しました。当日は、多くのお客様にご来場頂き、盛況のなか各テーマの講演を行いました(写真1)。
このセッションでは、電子産業を牽引するデジタル家電や車載分野は、今後ますますソフトウエア開発の工数が増えることが予想され、いかにソフトウエアを効率よく開発し、ハードウエアとの協調設計をすすめていくことが製品の開発期間を短縮する重要なポイントであるかを述べられました。そのなかでフラッシュマイコンは、いつでも、どこでも、いろいろな方法でプログラムソフトを書き込むことができるため、これらのニーズを満たす鍵となる製品であり、さらにギリギリまでソフト開発に時間を使えることができるという利点もあるため、マイコンのフラッシュ化はますます加速していくと強調されました。NECエレクトロニクスは、8ビットマイコンのAll Flash化を他社に先駆けて実現しており、今後も電子産業において重要な役割を担っていくであろうと述べられました。
続いて、当社よりAll Flashマイコンの事業戦略についてご説明しました。当社のAll Flashマイコンは、開発TAT短縮、在庫リスク低減、生産効率化などの一般的なフラッシュマイコンのメリットに加え、フラッシュマイコン採用における不安を解消する「5つの安心」を提供するものです(図1)。豊富なラインナップや最先端プロセスの採用および周辺機能内蔵による低コスト化の実現、さらに従来マスク品の約1/3の低消費電力や充実の開発環境、豊富な書き込み環境を提供することにより、お客様でのフラッシュマイコンの導入を容易にし、セットの開発や生産での効率化(全体でリードタイム短縮、コスト削減)に貢献できることを、実際採用されているお客様の生の声とあわせて紹介しました。
現在、当社のAll Flashマイコンは、デジタルAVをはじめとした数多くの製品に採用されており、2006年1月までには、1000万個/月の生産を突破する見込みです。今後の展開については、世界最小サイズ(2×2mm)の超小型パッケージ製品や液晶表示制御に対応した新製品をリリースしていく計画であり、またパートナー各社との連携を強化することにより、お客様生産ラインにあわせて最適な書き込み環境をご提案するコンサルティングサポートを進めてまいります。
最後に、All Flashマイコンをさらに使い易くするため“試す”、“作る”、“量産する”といった各段階でのツールやサービスをご紹介しました。具体的には、フラッシュマイコンの機能を試してみたい場合、マイコンの開発経験の無い方でも回路パネルを“選んで”、“並べる”だけで簡単にマイコンを動かすことができるソフトウエア自動生成ツール「Applilet EZ PL」や、プログラム開発の際に面倒な周辺機能の設定プログラムを生成できるデバイスドライバ生成支援ツール「Applilet」、パソコン上で擬似的な評価システムを構築し、ディバグ・検証ができるシステム・シミュレータSM+などを紹介しました。さらに量産する際、お客様の生産体制にあわせて、NECエレクトロニクスでプログラムを書き込んで製品を納入させていただく場合や、プログラミング・サービス会社で書き込む場合、あるいはお客様での生産ラインに書き込み工程を加える場合など充実した書き込み環境とサポート体制を提供できることをご紹介しました(図2)。これにあわせて、当日セミナー会場では、All Flashマイコンや開発環境、書き込み環境を実感することができるデモを展示して来場者の方々にご覧頂きました(写真2)。
NECエレクトロニクスは、『フラッシュマイコンこそがお客様のシステムの競争力向上に貢献できる』という思いを胸に、更なるマイコン製品の拡充およびサポート環境の強化に努めてまいります。